この連載について
「ティール組織」と呼ばれる新たな企業組織モデルが注目を集めている。従来のピラミッド型ではなく、階層が超フラットで、上下関係も、予算も、売上目標もない。そんな企業が世界中で生まれている。新たな時代を作り始めたティール組織とは、一体どのような組織なのか──。その“本質“に迫る。
九州電力株式会社(きゅうしゅう でんりょく、英語: KYUSHU ELECTRIC POWER CO., INC.)は、日本の電力会社。九州地方や広島県の一部に電力を販売しているほか、海外事業も展開している。 ウィキペディア
時価総額
4,694 億円
業績

時価総額
1.23 兆円
業績

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それに応える意味も込め、人材のアデコと九州電力の2社の取り組みを紹介します。日本で唯一ホラクラシーの資格を持っている吉原史郎さんの寄稿です。
アデコは経営会議の情報公開をしたり、九州電力は新規事業部で肩書きをなくすなど、「大企業なりの努力」をしています。大企業はなかなか動けないものですが、こうした取り組みは参考になるのではないでしょうか。
本稿でとりあげられているアデコの、自主経営を促すための徹底した情報公開や、信じあえる関係をつくるための感謝の仕組みも、それ自身はユニークという印象はなく、その背後にある思想の土台が感情レベルでシェアされているかということが大事なんだろうな、と。
川崎社長が派遣社員の方々と話しながら考え続けた「自分の人生を大事にしていない人はいるのか」「幸せじゃなくていいと思って生きている人はいるのだろうか」という問いは、ホロクラシー組織を追求しティール組織の最先端をいくザッポスのトニーシェイCEOの「幸せそのものに焦点をあてるべき」「ワークライフ・インテグレーションを重視する」といった経営哲学にも通じるものがある。
ランサーズでも、①「超オープン超フラット」による心理的安全性の確立、②失敗してもいいんだという安心のもとで「ファーストペンギンはかっこいい」という挑戦の後押し、③その結果として個々人の成長が加速され「オールタレント」が実現する、というのをカルチャーの土台にしています。
「ゴールデンサークル」の法則ではないですが、表面的なHowやWhatではなく、根本的なWhyを問い直し続けてそれを感情レベルで浸透させることがあらためて重要なんだと深く納得。
シンプルな「ハッピーである」という状態が、ヒトのコミットメントとエンゲージメントを引き出す。そして「ハッピーを妨げる」要素を徹底的に排除していく。「仕事はツラいもの」と思っているうちはダメなんでしょうね。きっと。
まあ、流行に流されて組織変革されても困りますからね。
働き方改革も、本当はこういう事が言いたいんじゃないのかなあ。
さて。
アデコも、九州電力も、ビジョン、ブランドメッセージがいい。
「キャリア開発があたりまえの世の中をつくる」
「ずっと先まで、明るくしたい。」
どちらも、それぞれの企業ならでは、の視点が入っているし、行動の指針になっているのがいい。
僕、今の会社にそんなに不満ないけど、会社のビジョンが、「それ主語を三菱化学さんに変えても成立しちゃうじゃないですか」という感じなのが納得いっていなくて、こういうの羨ましい。
昔、それを社長に言ったら、「この中でどうするかは、社員一人ひとりが、考えて欲しい」と言われて、「それはそれでTEALでいいじゃねえか!」と今は思っちゃっていますが。複雑。
九州電力さんで紹介されているインキュベーションラボ。
これ自体は、最近流行りの、「新規事業を出島で」という取り組みに似ていますね。Panasonicのゲームチェンジャーカタパルトとか、ソニーのSAPとか。
九州電力の取り組みが、ほかの出島組織に比べて、特別なところがある、という印象もそんなに受けなかったけど、吉原さん的には、どこが紹介したいポイントだったんだろう…
単純に1%のリスクや、問題児を防ぐために99%の社員に苦労を強いるのか、はたまた逆か、、味方を変えればとてもシンプルな話なのに、なぜ性悪説に寄ってしまうのか、、どうすれば価値観転換できるのか、、とても難しい問いです。
「1%のリスクを防ぐために作ったシステムから、果たして信頼が生まれるだろうか」