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コメント
注目のコメント
経営者やリーダー自身が本当に、「心の奥底で大切にしていることや願っていること」「今どのような痛みがあるのか」を感じ、考え抜き、そして、独自の取り組みを行っていくことが重要、というのがささりますね。
本稿でとりあげられているアデコの、自主経営を促すための徹底した情報公開や、信じあえる関係をつくるための感謝の仕組みも、それ自身はユニークという印象はなく、その背後にある思想の土台が感情レベルでシェアされているかということが大事なんだろうな、と。
川崎社長が派遣社員の方々と話しながら考え続けた「自分の人生を大事にしていない人はいるのか」「幸せじゃなくていいと思って生きている人はいるのだろうか」という問いは、ホロクラシー組織を追求しティール組織の最先端をいくザッポスのトニーシェイCEOの「幸せそのものに焦点をあてるべき」「ワークライフ・インテグレーションを重視する」といった経営哲学にも通じるものがある。
ランサーズでも、①「超オープン超フラット」による心理的安全性の確立、②失敗してもいいんだという安心のもとで「ファーストペンギンはかっこいい」という挑戦の後押し、③その結果として個々人の成長が加速され「オールタレント」が実現する、というのをカルチャーの土台にしています。
「ゴールデンサークル」の法則ではないですが、表面的なHowやWhatではなく、根本的なWhyを問い直し続けてそれを感情レベルで浸透させることがあらためて重要なんだと深く納得。本日の記事は、大企業における「ティール(進化型)組織」がテーマです。これまでの特集記事のコメント欄に、「大企業の事例が見たい」という声が多くありました。
それに応える意味も込め、人材のアデコと九州電力の2社の取り組みを紹介します。日本で唯一ホラクラシーの資格を持っている吉原史郎さんの寄稿です。
アデコは経営会議の情報公開をしたり、九州電力は新規事業部で肩書きをなくすなど、「大企業なりの努力」をしています。大企業はなかなか動けないものですが、こうした取り組みは参考になるのではないでしょうか。特集の5回目の今回は、日本の大企業でのティール組織の「土台づくり」につながる取り組みをお伝えしていきます。
日本でも多くの方に、『ティール組織』を読んでいただき、皆さんの反応をお聞きしている中で、少しずつではありますが、ティール組織が日本企業にとっての、いわば「北極星」のような存在となっていることを感じ始めました。
私自身も2015年にフレデリック氏の書籍に出会い、フレデリックさんと対話を重ねていく中で、自分の経営経験と重なり合い、彼の考え方に共鳴しました。
今後、『ティール組織』を触媒として、私たちが願う組織の姿を具現化するために、組織特有の文脈を勘案した工夫に溢れる取り組みを進めていくことが重要になると感じています。
その際に、「役職に依存しすぎない仕事の仕方への転換」、「情報の透明化」、「お互いに助け合う関係性づくり」、「組織の目的と個人の目的との共鳴」等は大切なポイントになってくると感じています。
日々、ティール組織の「土台づくり」につながる経営支援及び、自社の経営を行う中で、結果的に「土台づくり」につながる取り組みを進めてきた、今回の特集企業(アデコ、九州電力)にご縁をいただき、メンバーの宮慶優子(九州電力さんの記事を担当)とお会いすることができました。
本記事が、読者の皆さまの今後の取り組みに繋がることを願っています。
【更にご関心のある方へのご参考】
「経営の新潮流」https://nol-blog.com/
『実務でつかむ!ティール組織』(大和出版 2018年)http://amzn.asia/d/cyVxe8M