エミレーツ航空、エティハドの主要航空事業の買収を検討-関係者
コメント
注目のコメント
中東系の航空会社は、Emirates、Etihad、Qatarが長期で勢いを持って成長してきたと思う(数字で調べたことはないが)。
そのなかで、最近はEtihadとQatarについては業績が必ずしも良くないといった報道もあった。というか、各社とも国策企業ではあるので、実態として分かりにくい部分もあると思う。
合併したらどうなるか?規模より稼働率が重要な産業だと思うし、両社ともドバイもしくはアブダビをハブにして、色々な場所を結ぶ形態。そういう意味では、例えば稼働率が低いにもかかわらずドバイとアブダビ、両方で重複している路線を1個に寄せていくといった仕分けは効くと思う。元々はGCC共同運営だったガルフエアーから各国が抜けていく中で最後まで残ったのがバハレーンとアブダビでした。
結局アブダビも抜けてエティハド航空を立ち上げるわけですが、クウェートやカタールなど先抜け組と違うのは、エティハドあくまでもアブダビ首長国のキャリアであり、UAEのフラッグキャリアではない点です。
これはエミレーツ航空も同様ですが、同社は先に「エミレーツ」という名を使ったことで、あたかもフラッグキャリアであるかのようなイメージ作りに成功しました。
後発となったエティハドはバーゲンチケットなどで集客を試みましたが、ハブとなるアブダビ空港の拡張が遅れていることと、観光地としてのアブダビに魅力が薄く、トランジットで客を集めることができなかったことが経営不振の一因でしょう。2009年のドバイショックの時には、資金繰りに行き詰まったドバイをアブダビが救済したけど、今回はそのお返しかな。エティハドは何回か乗ったことあるけど、やはりエミレーツより色々と見劣りした。