米大学で専攻すべき分野、1位はSTEMの「アクチュアリー学」
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注目のコメント
STEM(科学、技術、工学、数学)って変な言葉。
そもそも、
科学⊃工学
科学⊃数学
だと思うが、わざわざ工学や数学を外出ししているということは、科学は全般的に重要だが、なかでも工学や数学は必須という意味なのだろう。逆に、工学、数学以外の科学なら広く浅く知っていればそれでいいということなのか。物理(物性、素粒子、宇宙、実験/理論)、化学(有機、無機)、生物(マクロ、ミクロ)、地学、などのそれぞれ必須度合いやウェイトはどうなのか。
私なら、なんだかんだ、物理の原理は最低限知ってなきゃダメかなとか思ったり、それを言ったら化学も生物も地学も大事だなとか。でも物理わからないと他のも本当の意味ではわからない気もする。
工学と言っても広い。昔なら機械工学、工業化学、土木工学、建築学、電気工学などが主流としてあり、情報工学も含まれることが多い。このうちSTEMが想定しているのはなんなのか。原子力工学や石油工学は時代遅れなのか。
数学と言っても、アクチュアリーのような保険数学もあるにはあるが、それは殆ど統計学のような分野であって、数学の一分野としてはかなり特殊だ。現代数学の王道たる代数学は恐らくビジネスには1mmも役にたたないが、STEMを唱えている人にとってそうした抽象度の高い数学をどのように評価しているのか気になるところ。
「技術」とは果たして分野として専攻する対象なのか分からないが、英語でテクノロジーというと、それは即ちITのことを指していると思われる。つまり、プログラミングとネットワークを学べってことか。「技術」と言ってしまうと、「テクニック」的なニュアンスが強いですね。
アクチュアリーですか。全然魅力がわからないのですが、だから給料が高いのかな。以前とある保険会社のアクチュアリーと話したが、恐ろしく統計についてわかってなくて驚いた。
まあ、保険と金融工学は、数理学の研究の実用例(しかも両方ともリスク管理)の最たるものなので、その両方が重視されるのは理解できる。
H Davidさん
保険数理はフィクションとのこと。あの程度のフィクションでごまかせるなんて、騙す方がバカなのか騙される方がバカなのか、その両方なのか。なんとも世界とは奇妙なものですね。
Yamazaki Tさん
法則を見つけるか使うかの境は科学と技術。カネ目的かどうかがが基礎と応用、かな。とある重鎮先生(理論物性)に、「基礎研究と応用研究の違いは何かわかるか?」と懇親会で聞かれて、研究のベクトル(方向性)の向きの違いを述べたら甘いと言われた。その先生いわく「法則を見つけるのか、使うのか」に集約されるとのこと。
応用研究も研究なら何かしらの法則見つけるでしょ、となんとなく納得いかなかったが、仕方なくその場は呑み込んだ。科学と技術の説明をしてたのかなと、今になっては思うけども、あの先生が云うならそんなわけないよな~と回想中。