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PEのビスタは投資先企業のCEOをex-SAPの幹部を持ってくる案件が多くて他のディールでも私の周りにいる幹部に声がかかっていました。マルケトのCEOスティーブ・ルーカスは私のマブダチです。デンバーラブなデンバーっ子のスティーブがパロアルトに引っ越しを決めたのはマルケトに行くはずではなかったんですが今はここでの生活を楽しんでるようです。スティーブも元々はSAPが買収したビジネスオブジェクツだったり、セールスフォースだったりしました。彼自身がマーケティング大好きな天才的なプロダクトマーケティングのタイプの人間で、マルケトはすごく合っていたと思います。ビスタなので早々にこうなるとは思ってましたがなかなか早かったですね。買い手がどこであれ、買うなら明らかにもっと早くだったと思いますが、こんな値段が付いてしまいましたね。アドビは買収した会社を活かすのが大手のなかではピカイチな気がします。とはいえスティーブはリテンションロックが終われば次に行くでしょうが、彼はどうなるのでしょう。ちなみにアドビのエンタープライズセールスのグローバルヘッドは元SAPジャパン社長からアドビに出戻りしたギャレット・イルグです。当然スティーブとギャレットは知り合いです。世界のエンタープライズ向けソフトウェアの新陳代謝を促すPEやCEO人材やCOO, CTO他の生態系が日本にもプロフェッショナルがいればもっと活発になると思いますけどなかなかこの層の厚さは真似できませんね。
合意ですね。

実際にツールを利用したりコンサルする側の立場としては期待しつつも、基本的に大手の買収や業務提携によってデータやツール連携がしっくりくるようになるのは現場の感覚ですと時間が掛かります。

例えばこの前のGoogleとSalesforceもまだまだです。
データ連携やツール連携において現場で一緒に汗をかく導入支援企業がいないとまだまだ上手くはいきません。

本格的なシナジーは2年くらいの余裕は見ましょうとお伝えしたいところです。
今回の買収のことはさておきロートルのつぶやきです。
次々と起きる業態革命、先を見通せない中、みんなが恐怖にかられて買収しまくっているように見えます。フェイスブックのインスタグラム買収、グーグルのユーチューブ買収ぐらいまでは理解できましたが、最近は自分を脅かしそうなものはまず買っておけという心理が広がっているように思えます。プラットフォームはコンテンツのあるものは見境なく買収しているような。それだけカネ余りだということなのでしょうが、私はついていけません、
買収検討報道されていたがDone。報道時点の①でコメントしたが、2013年にIPOしたときの時価総額は約500億円で、PEが2016年に買収した時は約2000億円(18億ドル)。そこから2年で倍以上になっているが、勢いなども考えればこんな感じだろうという印象。
②がプレス、③が発表に伴う電話会議のスクリプト。③によると、買収はQ4中(9-11月)に完了見込みで、資金は現金及び借り入れで調達予定。また、2017年の売上は3.2億ドルで、今期も20%以上の売り上げ成長と、営業利益の改善を見込んでいるとのこと。
https://newspicks.com/news/3314182
https://adobe.ly/2xrKdBx
https://adobe.ly/2xsyJxU
Vistaのトラックレコードがまた増えましたね。
日本だとあまり認知されていない気がしますが、BtoBのSaaS/Software企業に特化したPEで、買収後にハンズオンでオペレーションやユニットエコノミクスを改善する、真のバリューアップに定評があります。

中の人に聞いてもVistaのポートフォリオ企業のプラクティスをフル活用したサポートで、数字もしっかり伸びてるようですし、2年で2.5倍、ちゃんとシナジーがある企業へのExitは見事です。

https://www.vistaequitypartners.com/
Marketoの、PEの買収→Adobe買収(1.79bnドル→4.75bnドル)の間の時価総額(コントロールプレミアム含む)の増加倍率は2.65倍、同期間のHubSpotの時価総額(コントロールプレミアム含まない)が2.21bnドル→5.76bnドルで2.61倍。

ラフな計算だが、ほぼ同じ倍率。SaaS全体で時価総額、(ARR)マルチプルは右肩上がりだが、特にHubSpotをベンチマークして買収価格を算出したのではないか。
先日報道されていたアドビのマルケト買収が合意に達した。買収額は47億5000ドル(約5340億円)。アドビにとって過去最大の企業買収とのこと。

アドビ、マーケティングオートメーションのマルケトを買収検討か(RTB SQUARE/2018年09月13日)
https://newspicks.com/news/3314182
アドビさんは、急速にクラウドシフトをするなかで、マーケティング支援ソフトウェアに進出していた。
かれらにとってかなり戦略的に意味が大きい買収だと思う。
先日にAdobeのシンポジウムに出てきました。

その時に未来のマーケティングに関する話が多かった。
デザイン×マーケティングの未来を伝えるコンテンツに溢れていた。
この買収を狙っていた背景があったのか・・と納得。

デザインとマーケティングの境界線を溶かしてくれそうなのがAdobe。
だけど、デザインデータとマーケティングデータが統合されて、現場で活用できるのは数年先になると思う。
MA単体の会社の戦略展開が気になっていましたが、やはり買収。SFDCが全体的なプロセスオートメーションの一部としてMA機能を持っている形が自分にはしっくり来るだけに、Adobeが自社ビジネスの中でこの部分をどう展開し直すのか注目。

でも、MAってなかなか上手く作り込めないというか、難しいんですよね…この辺りの啓蒙をしないと特に日本企業での爆発的な普及は厳しいかなと。
Adobe provides content creation, document management, and digital marketing and advertising software and services to creative professionals and marketers for creating, managing, delivering, measuring, optimizing and engaging with compelling content multiple operating systems, devices and media.
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