就活ルール、21年卒は6月解禁継続 政府・大学が主導
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ビッグニュース。
・21卒の話
・経団連による現行ルールは廃止
・その上で政府と大学がルールを作り企業に要請する形で調整する
・採用面接の解禁を6月1日とするスケジュールを維持する方針を固めた。
・「通年採用」などとの整合性は課題として残る。
・経団連は10月初旬に、経団連としてのルールの廃止を決める。
●経団連ルールがなくなるかわりに、政府と大学関係団体がルールをつくり、業界団体や大学に要請する形式に変える方向で3者で最終調整する。【外資系から中小まで幅広い企業を対象とする。】
採用界隈が大きく変わりそうです。
このニュースだけを見ての雑感を述べます。
【大企業にとって】
・基本的にメリットしかない
・外資やベンチャーの抜け駆けを抑制できる
・知名度がある大企業に学生は行きたがるので、大企業有利(選考が短期決戦なので、学生は沢山は受けられない)
【外資やベンチャーにとって】
・インターン/ジョブ採用どうすんねん、、、
【中小企業にとって】
とてもしわ寄せが行く。大企業と全く同じルールで戦って、採用リソースも少ない中で採用をやるのは結構キツイ、、、
【学生にとって】
・6月まで全員内定ゼロ。本当にそれは理想的?予め一社内定を持った上で、本命だけに注力する作戦もあるんです。
・説明会が解禁されるのは良いこと。うん!
・選考開始が遅いので、挽回がききません。3年生で面接に落ちまくって、俺はダメだあ→面接訓練→内定取る、みたいなケースは結構あります。その挽回がきかないので、このルールを全プレイヤーが順守した場合、就職浪人がめっちゃ増えると思います。
【全体的に】
・短い期間での選考、ミスは増えます。期間が限られていて、その期間は学生は超多忙。面接回数が2回の企業と4回の企業は、2回の方が有利(学生が来やすい)ですが、採用ミスマッチが増える可能性は上がる。
・まじでインターン/ジョブ採用どうするの?面接だけでの採用だと発生するミスマッチの解消のためにとても有効なのですが。
・インターンはなくならないだろうから、夏と冬のインターンが増えて、実質そこで学生の目星をつけるというのは変わらないのだろうなあと思う。だから学生にとってはインターンの重要性が一層高まるだろう。採用は長期化します。
・だったら夏インターンで内定取って、就活終了者が出ても良いじゃん!
注目のコメント
情けない政権です。どこまで就活と学業を両立出来ないような出来の悪い大学生に過保護なのでしょうか?安倍政権と大学との癒着を勘ぐってしまいます。我々のような外資系企業は、就活ルールを無視して学生の青田買いをしているように非難されますが、全く違います!逆に日本の大学生は、海外の人材と比較して偏差値教育の弊害から"答の無い事"について考える訓練をされていないので 、採用したく無いから就活解禁なんて意味が無いだけ。現にネスレ日本は新卒採用枠を半分以下にして、他企業を定年退職したアクティブシニアの採用枠を大きくしています。社会に出て仕事をするというのは、正解の無い問題を解くのと同じ。就活のルールを云々する前に、世界的に競争力の全く無くなった日本の大学教育の革命を議論すべき。
今の安倍政権と東大出の文科省の官僚では、到底無理だと思われますが。誰かが就職活動解禁のルールを定めないと学業が疎かになる、本当だろうか?単に大学側が就活事務が増える、複雑になる、情報掌握が出来ない、そこに本質があるのではないだろうか。そもそも、学ぶ時間は学校が用意する事ではなく、学生本人が自覚によって生み出すもの。就活があろうがなかろうが、学業を疎かにする人もいれば、大切にする人もいる。政府と大学が主導して・・・。そこまでやらなくては、学ぶ、働く、将来を見据える意味が理解出来ない学生がいたとすれば、それこそ大学は何を教えていたのか、ということになる。学生は就活ルールなど気にせず自らの意思に従って行動すれば良い。社会や将来を見据えている先輩たちは受け止めるはずだ。