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「専守防衛に戦車不要」は大間違い 陸上自衛隊に戦車が必要なわかりやすい理由

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  • キングス・カレッジ・ロンドン 社会科学・公共政策学部 戦争学科 戦争学専攻

    「陸上自衛隊不要論」や「戦車不要論」は日本の安全保障や防衛を研究する者なら一度は触れる主張ですね。
    ただ、考えてみればアホな主張です。その理由は記事にも述べられている通りです。

    「専守防衛」が国是の我が国において、自衛隊が戦う相手は「日本に侵攻を企図している勢力」でしょう。
    その仮想敵が最初に考えることは何か。海上自衛隊や航空自衛隊の戦力ではなく、陸上自衛隊の戦力です。

    「日本を占領するにはこれくらいの陸上戦力が必要」という想定を起点に、「それを輸送したり護衛したりする海上戦力や航空戦力はこれくらいが必要」と考えていくのです。
    仮に陸上自衛隊が弱ければ、仮想敵は日本侵攻に際して大きな陸上戦力を用意する必要はありません。したがって、輸送したり護衛したりする海上戦力や航空戦力も小規模で済む。陸上自衛隊の規模が小さければ、敵の負担は小さくて済むのです。

    一方で、陸上自衛隊に強大な戦力があれば、仮想敵も日本を占領するために強大な陸上戦力を用意する必要があるのはもちろん、それを輸送したり護衛したりできるだけの海上戦力や航空戦力も用意しなければなりません。陸上自衛隊が強ければ、敵が侵攻する際の負担は陸海空全体として多大なものになります。すると、「敵が日本に侵攻するのは割に合わない」ことになります。
    したがって、「強い陸上自衛隊は敵が日本に侵攻する意図を挫く」ことになるのです。

    確かに、有事の際に一番最初に戦うのは海上自衛隊や航空自衛隊でしょう。しかし、最終的に敵が侵攻や占領をするためには最終的に陸上自衛隊を倒さなければなりません。
    そして、日本侵攻に際しての敵の負担は陸上自衛隊の能力に比例するのです。つまり、陸上自衛隊の存在は「抑止力」であり、陸上自衛隊の縮小は「我が国の抑止力を弱める」ことになるのです。

    したがって、安易に「陸上自衛隊の縮小」「戦車の廃止」を叫ぶのは稚拙だと言わざるを得ません。


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