自民総裁選20日投開票 安倍氏優勢、石破氏地方票に全力
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総裁選に安倍首相が勝つのは既定路線であっても、石破茂が地方票でそれなりに健闘し、すぐに行われる沖縄県知事選で与党が負ける(負けそうらしい)と、終わりの始まり、がやってきます。
すでに議員票の約85%を押さえた安倍さんの勝ちに決まっています。
総裁選後のポスト目当ての議員が勝ち馬(安倍さん)に群がる投票行動を嘆いても仕方がない。
総裁選の焦点は「無記名投票」の100万余の党員・党友が、どれだけ安倍さんに投票するか。
総裁選前夜、安倍陣営の幹部は「総裁選は現職が圧倒的に有利だから、地方票(党員・党友票)の三分の二を奪い、ダブルスコアーで勝たなければ圧勝とは云えない。万一、石破氏に地方票4割獲得を許したら、お通夜みたいになる……」と語っていました。
安倍Vs石破の勝ライン敗は、石破氏が「地方票4割」を獲得できるか、否か。もし、石破氏が4割以上を奪ったら、安倍さんは「試合(総裁選)に勝ったが勝負に負けた」、言い換えれば3選後の権力基盤に「暗い陰」が差すことになりかねない。
一方、もし、石破氏が地方票4割以上獲得したら大健闘と報じられ、「ポスト安倍」の有力候補として生き延びることになるでしょう。でも、やはり一騎討ちとなるとお互い潰しあいの様相が激しくなりがちになりますので、選挙後もしこりが残りやすそうですね。そういう意味でも、岸田さんに出馬していただきたかったです。