女優業と経営者。2つの共通点と相違点

2018/9/28

「二足目のわらじ」も履きたい

──女優の仕事と、ビジネスの仕事は、完全に期間を分けてやっているとのことでしたが、撮影の合間に仕事をしたりすることはないんですか？

柴咲　大河ドラマをやっているときは、ありましたね。

実際、会社を立ち上げたのは「直虎」の撮影の最中でした。それは、大河ドラマの撮影という、特殊な環境に助けられた部分もあったと思います。

というのも、1年以上ひとつの作品に出ていると、作業がルーティン化していくんですよ。そうすると、このカットを撮るために、あとどのくらい待たなければいけないのか、といったことも大体分かってくるので。

──待ち時間はかなりあったんですか？

はい。1、2分のカットを撮るために、何十分も何時間も待つ……それを何度となく重ねていくわけですから。

コメント

注目のコメント

• 冨岡 久美子

  NewsPicks 記者

  ・2018年09月28日

  柴咲コウさんのインタビューは本日が最後です。
  社長と女優の両立についてどのように考えているのか。
  大河の撮影中だからこそできたこと、などなど。
  お聞きしています。
  ５日間お読みいただきありがとうございました。
  
  日本ではまだまだ女性のCEOの数は多くありません。
  柴咲さんの言葉に触発され、後に続く勇気を持つ女性が、
  多く現れればいいなと思います。
• 佐藤 沙弥

  複数のわらじの組み合わせって、他人から見ると無関係に見えても、本人の中ではどこかつながっているものだと思います。他人には見えないつながりの見出し方に、一番その人らしさが詰まっている。
  
  逆に、互いに相乗効果があると一目でわかるもの同士を組み合わせても、あまりおもしろくないと思います。
  どこに行き着くかわからなくて、他にやる人がいないからこそ、新しくておもしろくて価値があると考えています。
• 黒澤 友貴

  ブランディングテクノロジー(株) CMO/マーケティングトレース主宰

  ・2018年09月28日

  二足のわらじを上手に履く人の特徴
  ①異質にみえる仕事に共通項を見いだす力が高い
  ②異質にみえる仕事同士を繋げる力が高い
  
  他の人から、全く別物にみえる仕事も、その人の中では繋がっていたりする。
  
  パラレルキャリアを実践するために必要な思考
  ＝異質なもの同士を繋げて意味を見いだすこと。