【勃発】注目の新興5社。「真の創業者」も仕掛けるテスラ包囲網

2018/9/21

新興EVメーカー、米上場

9月13日、米ニューヨーク証券取引所は、前日に上場したある企業の値動きに沸き返っていた。
ニオ(NIO)。
「中国版テスラ」と目される新興電気自動車(EV)メーカーだ。
IT企業のテンセントやバイドゥなど、主要企業の出資を受けるニオは、6月に初のスポーツタイプのEV「ES8」の出荷を開始し、中国のEV優遇政策の追い風を受けて、勢いを増している。
12日の米国上場で10億ドル(約1100億円)を調達、すでに時価総額は140億ドル(約1兆5000億円)に上り、創業わずか4年で日本のマツダや三菱自動車を抜き去った。
9月12日、米国で上場を果たしたNIO。(写真:Drew Angerer/Getty Images)
創業者の起業家ウィリアム・リーは、ニオのライバルがテスラであることを公言している。