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私には難聴の祖父がいますが、記事内にあるように、難聴は「コミュニケーションを取るのが難しくなる」という点において、当人にとって本当に酷な障害だと思います。
そういう意味では「AI補聴器」は非常に意義のある発明だと思うのですが、これ値段はどれくらいするのでしょう?
正直、AIを使って多機能にせずとも、「音がくっきり、はっきり聞き取れる」という点だけにより特化した補聴器が、相対的に安く作れるならそちらの方が良いかな、とも思います。
とにかく、運動量計測機能よりも翻訳機能よりも何よりも、失われてしまった「普通の聴覚」が取り戻せるならそれでいいんです。勝手に翻訳してくれるウェアラブルデバイスというのは、誰しもが考えるところですが、その時の問題は、どういうコンテキストでそのデバイスを装着し続けてもらうか?という点です。使うときだけ装着するのであれば、使わないのに持ち歩かなければならないわけで、それならスマホでいいじゃんと。
そういった意味で、時計型のデバイスは従来の習慣とマッチしているので、受け入れられやすいのかと思いますが、補聴器というのは、その際たる事例です。逆に言えば、ずっと付け続けているのを前提として良いのなら、このあたりは既に実用的なレベルにいるのではないかと思います。補聴器と言えば、一昔前は何となく高齢の人が身につけている、というイメージがあった。ところが最近は、スマートフォンと連動して、耳にイヤホンをつけているのが、カッコよく見える。このスタイルの変化は大きいと思う。補聴器=イヤホン=カッコいい。この等式が出来上がりつつある。
あとは、補聴器にどれだけの機能を詰め込めるかだ。当然補聴器としての役割は重要だ。これに、自動翻訳の機能をつけると、画期的になるかもしれない。自動翻訳が、どこまで進むか問題だが、外国人=英語スピーカーというわけではない。それぞれの母語を使いながら、相互に対等にコミュニケーションできるならば、おそらくニーズは大きいのではないだろうか。
もちろん、耳から直接情報が入るようになれば、人間と情報圏の関係も様変わりするだろう。いいろいろな可能性を秘めている。面白い。