[北京 14日 ロイター] - 中国国営メディアによると、李克強首相は中国を訪問したベネズエラのマドゥロ大統領に対し、中国としてできる支援は行う意向を示した。ただし、新たな金融支援をするかは不明。

マドゥロ大統領は、経済関連の合意を協議するため4日間の予定で中国を訪問している。

中国国営テレビは、李首相がマドゥロ大統領に、ベネズエラの経済発展や国民の生活の改善に向けた取り組みを支持しているとし、可能な支援を行うつもりであると述べたと伝えた。詳細は明らかにしていない。

李首相はさらに、ビジネスの開発などを継続する意向を示したうえで、ベネズエラがさらなる「政策支援と法的保証」を提供できることに期待を示したという。

また、マドゥロ大統領は、習近平・中国国家主席とも会談し、長期にわたる中国の理解と支援に謝意を示した。マドゥロ大統領は、中国と「効果的な資金融通方法を探り」、エネルギー分野で中国との協力を強化する意向を示した。

これに対し、習主席は、中国とベネズエラが互恵的協力を推進して両国関係を新たな段階に進ませるほか、政治的な相互信頼を強化すべきとし、従来と同様、ベネズエラ政府の安定と発展に向けた取り組みを支援すると述べたという。

国営メディアは、中国が新たな金融支援に合意といったことには言及していない。