仏、貧困対策に1兆円投入へ 大統領、支持率浮揚図る
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社会保障を、ベーシックインカムに全て置き換える形の考えには賛成ではありません。障害をもった方、病気の方、ひとり親家庭などへの支援が疎かになるためです。
たしかに現行の社会保障は不公正な面がありますが、技術を用いてより適切な再配分が可能なはず。ただ、給付付き税額控除のように、一定以下の所得の方へのベーシックインカムならば賛同できます。フランスにおいて、マクロンの責務は本人が考える以上に大きい。2017年の大統領選挙では、極右のマリーヌ・ルペンが決選投票まで進んだが、最後の最後でフランス国民の良識がマクロンを選んだ。
フランスのマクロンへの期待は大きい。マクロンも、敢えて支持率を犠牲にしても、フランスに必要な痛みを伴う改革に取り組んでいる。しかし、もしもマクロンが失望に終わったら、どうなるか?その時は、いよいよフランスで極右が台頭してくる可能性が高まる。期待が大きいと、その反動も大きくなる。ミシェル・ウェルベックの描いたフランス大統領選挙で、極右政党とイスラム政党が決選投票を行う世界は、かなり恐ろしい。従って、マクロンは理念も大事だが、支持率を保ち、政権をしっかり維持していくことが大切だ。