この連載について
日本食を支える「農業」は、待ったなしの危機的状況にある。就業人口は半減、就労者の平均年齢は66.6歳に達してしまった。米・野菜・果実等の農産物は1990年の6.8兆円から、現在は5.1兆円と減少している。このような状況下、旧来のシステムの外で農業の変革に挑む7人を徹底取材した。
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アグリノート、イーラボ等を『M&A』するというアプローチは驚きでした。
長井さん、藤原さんという現場と信頼関係を築いている人材を内に置けるようになったのも効果的だったと思います。買収後の組織づくりでは、ロジカルな正解がないのでご苦労も多々あったと推測します。
また、ISIDや三菱商事、ドコモといった事業会社からの「大型の資金調達」や、「東大との共同事業」など、ベンチャーでも事業成長の王道を踏める可能性がある、という事例を作った先駆者でもあるかと振り返ります。
ベジタリアの事例によって、農業ベンチャーへのVCの興味や、調達時のバリュエーションは大きく上がりましたね。
現在、農業ベンチャーは成長してきた企業がホールディングス化する流れにあるとおもいます。マイファーム 、アグリメディア、ファームノート、エムスクエアラボ、GRA、ルートレック、プラネットテーブル、農総研、浅井農園さんが大型の調達をして事業を拡大。M&Aも今後は少しずつ出てくるのかな?
個人的にはオプティム、コマツ、オイシックス、クックパッド…という大企業がどう仕掛けてくるかは興味深いです。リバネス テックプランターも面白い。
技術分野では、環境制御型ハウスや、ドローン、土壌センシング、画像解析による栽培予測、自動化が今後主流になっていくでしょうか。
今後二年間は補助金が投じられることもあり、一時期は盛り上がる風潮にありそう。それが無くなった後、どこが加速できるかですね。
コメは…まだ私の中には解がありません。よく聞かれるので悩みます。
九州のスマート農業は、『見える化』から『データの利活用』へと視点が変わってきました。その中での課題は「データの利活用を語れるベンダーが少ない」ことです。
これは、農薬・資材・肥料・設備と同じところまで、ICTが浸透してきたとも読み取れます。導入による経営効果の仮説を持たないと立ち転けするでしょう。国もモニタリングを重視してくると思います。つまり、現場活用法を知らないところはビジネスモデルが綺麗でも淘汰されることを予測しています。
この秋から、九州では流通の企業と産地とが組んで、データを活用して小売にバイイングパワーを持っていく取り組みがスタートします。一年後は是非九州に来てください。
川内イオさん一週間特集、お疲れ様でした。
ITの小池さんも農業の小池さんもどちらも変わらぬ魅力にあふれています。
ご本人から「今度は農業を始めたのよ」とお聞きした時は「え!農業!?」と一瞬驚いたものの、小池さんのことだから、きっと大きなビジョンがあってのことだろうと改めてカッコいいなぁと思ったものです。
日本の国土の10分の1しかないオランダが農産物輸出額で世界2位を誇っているのはICTをフル活用したスマート化の貢献が大きいんですものね。
スマート化による日本の農業の飛躍と小池さんの益々のご活躍が楽しみです♪
ぼく自身も、会社のブランド体感研修という、産地に行って生産者さんと一緒に収穫を行う機会に、入社以来何度も行かせてもらい、SNS等で生産者さんと繋がり、収穫の話を見聞きする度に、生産者さんの熱い想いに何とか応えていける会社でありたいと思っています。
そのために、我々オイラ大地はあるのだと。食卓と畑をつなぎ、お客さまと生産者さん双方にとって、より良い関係をつくっていける会社に出来ればと思います。
何より、ITベンチャーで成功された経験値から、M&Aと企業からの資金調達という経営手法を用いているのが、小池さんならではのアウトサイダーとしての価値だと思います。
今回の特集は面白かったです。
また、どこかのタイミングで続編お願いします。