米外交官らへの「謎の攻撃」、マイクロ波兵器か

コメント

注目のコメント

• 九州 人
• 大場 紀章

  エネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所代表

  ・2018年09月03日

  なぜかコメント依頼が・・・。
  
  電磁波を用いて聴覚器官に干渉する技術は、いわゆるフレイ効果（マイクロ波聴覚効果）といって、1960年代に米軍やロシアを中心に研究されて来ました。
  
  近年では、2006年の機密解除以降、新しい研究結果が出されていて、短いセンテンスであれば、パルス電磁波により内耳の蝸牛周囲に熱弾性膨張を起こす事で直接音を送る事が出来るという結果などが見れるようになっています。
  
  Suppes P, Han B, and Lu Z. “Brain-wave recognition of sentences” Proc Natl Acad Sci 95: 15861-66, 1998.
  http://m.pnas.org/content/95/26/15861.full
  など
  
  要は電子レンジ。脳が損傷するほどの出力でやったらあかんと思います。
• Yamazaki Takahiro

  大学 助教・材料/物性物理

  ・2018年09月03日

  なぜ高音が聞こえるのだろうと気になりましたが、渡辺さまのコメントでフレイ効果を初めて知りました。
  
  マイクロ波自体の周波数は300MHz～300GHzですので、一般成人の可聴領域20Hz～20kHzを優に超えていますが、フレイ効果により感知されると考えられているそうです。
  
  そのメカニズムは、急速はエネルギー密度変化の伴う各パルスによって脳内の照射部にわずかな加熱が生じ、これによって生じた圧力波が頭蓋骨内で共鳴し、聴覚器に到達するとのこと。
  
  脳内でクリック音が聞こえるのを想像すると、、orz
  
  ■マイクロ波聴覚効果
  https://goo.gl/QFYoCv