この連載について
世界のイノベーションの中心地であるシリコンバレーが、中国の新興企業の「研究」に必死だ。時価総額にして1000億円を超えるユニコーン企業が200社近くも生まれている中国を、NewsPicksが徹底レポートする。
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Alibaba is the world's largest online and mobile commerce company as measured by gross merchandise volume.
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葛さんは、北京で朝取材だったのですが、一気に目が覚めました。
通訳を無視して、話し続けるパワーに圧倒されっぱなしでした。(笑)
「自分は幸せなのか」、この問いに素直に答えて行動できる人は中国でもそんなに多くはないと想像します。そこを、40までに成し遂げたいことというクリアなゴールで突き進む姿に熱いものを感じました。
もう一人の陈さんは、落ち着いた静かな方でしたが、ずしりと思い言葉が印象的でした。
「女性の起業家が成功する理由の一つとしては、忍耐強さです。これは途中で投げ出さずにことを成すときに必要で、中国の女性は忍耐強いですよ。(笑)
そして、この国では女性もどんどん社会に出ています。とても野心家ですからね。」
(メモ)
経営幹部のインタビューで、女性がこんなに当たり前に出てきたことをあまり体験していないので、少し驚きました。中国の五人の起業家の特集でも二人女性起業家が出ています。※良かったらこちらも是非読んでみてください!
https://newspicks.com/news/3270713?ref=picked-news_9384
読んで感じたのは、
一つはこれからの中国の中流社会はどう変化するか。彼らのニーズをすっかりと取ってビジネスすればその企業も成功するだろう。
微信(WeChat)や微博(ウィーボー)からの情報はあまりにも多く、あまりにも質が低い。かならずしも有用とはいえないものが多い。彼らに必要とする情報(観光でも商品でも)を提供すれば、それは人気が出て、ビジネスも成功するだろう。
もう一つは、中国の女性が男性以上に起業の情熱。たまたま今回は二人とも女性かもしれないが、私は中関村や深圳でいろいろな人に会い、起業している若い人から話を聞き、その中には女性は確かに多かった。補助的な仕事をしているのではなく、非常にアイディアがあり、行動派的な存在だった。
記事に対するコメント。確かにネットから発信した記事なのでいままでの新聞や雑誌記事と違ってもいいが、私ならやはり取材対象の簡単な略歴を入れる。それで先方への理解はよりしやすくなる。
アリババにいる意味は無いのはわかります。
今がチャンスなんだから。
お二人の起業のきっかけとなったのは、中国では流行への莫大な需要があるのに、日本では巨大な二大広告代理店がそうであったような、流行仕掛人がいない、ということなのでしょう。やはり国による既存メディアの統制があり、ネットの民間企業でなければ流行仕掛人にはなれない、ということなのでしょう。こういう流行を次々に打ち出せばドンドン売れる、という時期はいつまでもは続かないでしょうが、稼げる時に素早く乗り出して、稼げるだけ稼ぐ、という類の商売なのでしょう。
この点は日本は逆とまでは言わないが、そういう傾向が小さい事は事実でしょう。それがプロフェッショナルの雇用流動性の低さ、ひいては起業の少なさの原因です。
インドも中国と似たようなところがあります。雇うほうが大変では、という人もいますが、むしろそれが当たり前の社会では優秀な人に株式やオプションを与えて、何より会社の成長によってリテインする、そういう健全な努力がなされる好循環となります。
例えば中国版ニコニコといわれているビリビリ動画は数年前は中国国内に優良なコンテンツが少なかったので、日本の動画に字幕をいれたようなものでも見られていましたが、今は変わってきています。
コンテンツでも越境ECでも今の中国には、日本向けのものを流用ではダメですね。中国ファーストで本気で届けようしなくては通用しなくなっています。
”生活、人間関係がとても複雑になってきているので、せめて家で持つものはシンプルにしたいという思いがあるのだと思います(笑)”と答えているのが印象的。
2008年五輪前に北京でプロジェクトを担当していた時点、フォーカスグループインタビューで「長時間働いていると、だんだんストレスのようなものを感じてくる」と答える層が出始めていました。ただモノに関してはコテコテのブランドか機能満載モノを欲しがっていた。10年でシンプルなモノを指向するとは。日本が30年くらいかけてきた道を10年で通ってしまうようですね。皮膚感覚ですが。
プラットフォームが進化すればするほど、情報取得や購買などの利便性はどんどん高まっていきます。情報取得や購買の元となるのは、そもそもの情報や商品、即ちコンテンツです。
公平なプラットフォーム上での利益は、原価が安く品質の高いコンテンツを持っているかどうかにかかっています。
「BATは横に手広く事業拡大することは得意ですが、一つの分野を深くやるということに適していないと感じました。」
「私たちは日本の「MUJI」のような存在なりたいのです。つまり、新しいライフスタイルを提案するということですね。」