【独占告白】ZOZOとユニクロ、2強がたよる黒子企業の「証言」

2018/9/4
その日、柳井正がついに「キレた」。
7月3日、スタートトゥデイはプライベートブランド「ZOZO」に、革新的なテクノロジーでニット製品をつくれる、製造機械を使っていると発表した。
島精機製作所(和歌山県)が開発した「ホールガーメント」と呼ばれる製造機械は、3Dプリンター技術をつかって無縫製のまま、ニットを編み上げることができる。
そしてZOZOの新しいプライベートブランド商品は、そんな革新的な技術を駆使したものだというアピールだった。
これが、ユニクロの怒りを呼んだ。
なぜなら「ホールガーメント」こそ、ユニクロの商品を長年支えてきた製造機器であり、島精機製作所は未来の服作りを共同研究している提携先企業だからだ。
まるでユニクロを狙い撃ちするような価格や商品ラインナップに加えて、その「裏型」にある製造機器メーカーとの関係にまで、入り込もうという気なのか──
NewsPicks編集部は、ユニクロとZOZOのどちらもが頼りにする、この島精機製作所のトップインタビューに成功。ことの真相を、語ってもらった。