Self-healing reverse filter opens the door for many novel applications
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注目のコメント
ぜひ記事中の動画を!かなり革新的なメンブレインフィルターです。どこまでスケールアップできるのか気になります。
研究内容としては、生物学的細胞膜と類似の構造を有する自己修復膜(例えば、シャボン玉のような透明膜)を用いることで逆フィルター(大きい物体を通して、小さい物体を遮断する)として機能することを明らかにしています。
今回は石鹸膜を用いていますが、膜の諸特性(表面張力や粘度など)を制御することで、任意サイズの物体のフィルターとして機能するだけでなく、機械的堅牢性、抗菌特性、臭気中和などの効果が得られるとして、応用先も無限と広がりかなり魅力的かと思います。
■Birgitt Boschitsch Stogin et al. Free-standing liquid membranes as unusual particle separators, Science Advances (2018). DOI: 10.1126/sciadv.aat3276
追記
新沼さま
おお!最近バルクスケールばかり考えていたので、目先のスケールアップのみ着目してしまいましたが、確かにスケールダウンして、分子スケールまで調整できればとんでも技術になりそうですね。今は機械的なエネルギーで透過の可否を選択しているようですが、本物の細胞膜のように表面化学的な選択性も付与できたら、かなり面白い技術になりますよね。