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ちょっと難しいダンパーの話 その2 動画もたっぷり

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普通のダンパーでもう一回続報かと思いきや、一気にアクティブまで飛びましたね。

スカイフック理論によるアクティブサスはバブルの頃の日本車は最先端だったかと思います。その辺りは本編をご参照頂くとして。

最近の欧州車でダンパーのアクティブ制御は大流行してます。
目的は、「ダンパーをワイドレンジで対応させたい」という一点につきますね。

要は、普段は極上の柔らかい乗り心地を実現しながら、アツイ走りの時にはカタク踏ん張って欲しい、と。

ケド、世の中そんなにうまい話はないわけですね。

金属スプリングとダンパーで構成される場合、変化させられるのはダンパーの部分だけです。
すると、金属スプリングは柔らかくしておいて、残りはダンパーで調整するわけです。
しかしながら、ダンパーは減衰する機能がメインであり、バネではありません。カタクするなら、ダンパーの動きを渋くさせてやるという事になります。

バネのカタサは固有振動数ってのがありまして、支える重さで決まります。
それに伴い、ダンパーの減衰力がどの程度必要かが決まります。
細かい計算方法は兎も角、つまりはバネとダンパーのカタサは一定に決まっちゃうんです。

バネそのままでダンパーを調整して渋くしちゃうと、辻褄が合わなくなります。

自動車サスペンションの固有振動数の計算方法
https://dskjal.com/car/natural-frequency-for-car-spring.html

自動車サスペンション ダンパーの粘性減衰係数の設定
https://dskjal.com/car/damper-setting.html

なもんで、この手のダンパーのみアクティブ制御の効果は非常に限定的であると思います。

ならばどうすればいいか。

一つは空気バネを使う方法。
実は空気の弾性係数は一定なので、空気詰め込んでも車高上がるだけでカタクはならない。
ただ、車高上がらないようにしちゃえば、プリロードが増える。空気バネは圧縮されるとバネ常数がプログレッシブに上がるのでカタクなる。

もう一つは、バネの台座そのものを動かしてカタクしちゃう。メルセデスのABC(アクティブボディコントロール)ってのがあります。
ただ、動作に無茶苦茶パワー食うこと、壊れ易い。

<訂正>
MBのマジックボディコントロールはABCの発展形でした。
ここは斎藤陽さんに、シトロエンのお話して頂きたいですねぇ どのくらい変態的サスなのか

追記
斎藤さん、ご多忙の中ご対応頂き、ありがとうございます!
追記オワリ
スライドダンパーを思い出した。