MITで働く21歳サイエンティストの「腹ペコの野性」#30UNDER30
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"たとえば、DNAというのは細胞中にある核の中に小さく折り畳まれていますが、このように高密度で小さな対象を高解像度で見ようとすると、顕微鏡を高性能なものにグレードアップする必要があります。しかし、顕微鏡は非常に高価なので、そうそう買い直していられません。そこでExMは、見る対象の側、つまり細胞そのものを膨らませて大きくしてしまう技術です。
細胞は、タンパク質といった分子などで構成されています。それらのタンパク質の分子それぞれを固定し、分子の結合を酵素や薬剤で切り、配置はそのままで間隔を広げてやると、対象が大きくなって観察がしやすくなります。顕微鏡は部品だけでも物によっては数千万円かかりますが、ExMを使えば5万円程度で、解像度をアップグレードできます。"