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タイトルのお話をもう少しすると、オランダが覇権を握っていたのは、モルッカ〜マラッカ〜スリランカ〜喜望峰〜ヨーロッパというアジア貿易を独占していたことが大きかったのです。

ところが当時の船の性能では、このルートを無補給で移動することができず、途中インドなどの中継港に寄港する必要がありました。
そしてそのルート上の場所を抑えていたのがイギリスだったのです。

オランダの隆盛を良く思わなかったイギリスは1651年に航海条例を発し、イギリス領地への外国船の入港を禁止し、貿易はイギリス船籍でイギリス人乗務員が過半数の船に限ることにしました。
この結果、オランダはアジアーヨーロッパ航路をインドで分断されることになり、大打撃を受けたのです。

反発したオランダはイギリスと開戦しますが、三度の英蘭戦争に破れ、ここにオランダの海上覇権は終焉しました。

言わば軍事力に後押しされたイギリスファーストの超保護貿易主義が、自由貿易のオランダを破った訳で、なんとなく現代の誰かさんを思わせなくもありませんね。

もっともその後やり過ぎて反発した北米植民地がアメリカとして独立したり、そもそも蒸気船の発明というイノベーションが起こり、中継貿易が意味をなさなくなったので、1854年に航海条例は廃止されました。

ともあれイギリスの勝利は、超保護主義的政策によりオランダの物流網を寸断し、相手が参るまで寸断を維持しつ続けた軍事力の賜物だったと言えるでしょう。
その時代における最先端で最高効率の駆動技術とエネルギー源を握った国が、戦争を制し、物流を制し、覇権を握った。

徒歩→馬車→帆船→ガレー船(奴隷による人の手で漕ぐ船)→蒸氣機関+石炭(蒸氣船、蒸氣機関車など)→内燃機関→石油(自動車、船、航空機、ロケット等)。

もちろん、インフラや規格も重要。
こと現代の物流においては、「コンテナ」の発明の影響力の大きさは強調しすぎてもしきれないほど。

さて、未来において「石油+内燃機関」に勝てるものはあるのだろうか。
Schenkoppさんや大場さんのコメントと併せて読みたい記事(サンクスです!)。

情報化が進んでいるが、モノなくしては生活は成り立たない。そして物流があるからモノが届く。それがAmazonの障壁だし、ヤマト問題やラストワンマイルの重要性。
ただ、同じ「1キログラムのモノを、1キロメートル運ぶ」でも、価値が違う。昔は移動自体が遅かったため、早く運べることに価値があった。だけど、今は大量・定期輸送は進化したため、その結節点や一番効率が悪い末端の効率が悪く、価値が高いのだと思う。それゆえそこを握っていたり、全体統合システムを握っているかの勝ちが高いのだと思う(Schenkoppさんがコメントされている点に関しての自分なりの解釈)。
下記のアスクルの「ハッピーオンタイム」の取り組みも、その一例だと思う。きめ細かくすることと、アプリも活用した、ユーザー利便性と配送効率の向上。
https://s.nikkei.com/2MTWE1V
(英蘭戦争時のロイテル提督(蘭)を主人公にした映画“提督の艦隊”はNetflixで見られますが面白いです。)
https://www.youtube.com/watch?v=W1U6u7fF5cU
大場さんのコメントに便乗させていただくと、コンテナといえば、Marc Levinsonの「コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった(https://www.amazon.co.jp/コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった-マルク・レビンソン/dp/4822245640/)」が面白かったです。
おお、渡辺さまおすすめの「提督の艦隊(Admiral)」面白そう。見てみます!!

「コンテナ」の発明を以前聞いたことはありましたが、改めて何がすごいのか気になって調べました。コンテナの国際規格の統一が一番の鍵なのですね。まさにたかが箱、されど箱。

20世紀最大の発明はどう考えても「コンテナ」だったという話
https://wivern.exblog.jp/26149491/
Amazon.com, Inc.(アマゾン・ドット・コム)は、アメリカ合衆国・ワシントン州シアトルに本拠を構えるECサイト、Webサービス会社である。アレクサ・インターネット、A9.com、Internet Movie Database (IMDb) などを保有している。 ウィキペディア
時価総額
107 兆円

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