スタートアップが成長できなくなる!? 資金調達と上場準備で否応なく陥る「PL脳」の落とし穴 - ファイナンス思考
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大きく拡大することを目指して事業投資を続けてきたスタートアップが、上場プロセスに入った途端、PL脳的発想に囚われてしまうことも珍しくありません。往々にして上場時、スタートアップの株価はPERをベースに評価されがちです。そのため、市場からの評価を得ることと、スケールに向けた投資を継続することの狭間でジレンマを抱えることになるのです。上場プロセスそのものにPL脳的な発想が埋め込まれているとも言えるのでしょう。
当事者の立場でこれをどう解決するのか、なかなか明快な解はありませんが、PERとは異なる評価アプローチを訴求することや、投資家を選ぶこともまた、重要なファイナンスの活動ではないでしょうか。
この点、ときに赤字でIPOするスタートアップを揶揄する声を聞くこともありますが、それこそマザーズ(Market of the high-growth and emerging sticks)の面目躍如たるものがあるのではないかとも思いたす。これはたしかに言えてる。中小企業が中小企業のまま止まる理由となってしまう。
→あまりに事業が小さな段階で無理に利益を創出しようとすると、会社の規模が小さいビジネスに最適化してしまい、スケールする事業を構築できない状態に陥ってしまう
スタートアップのPL脳は半ば外部から押し付けられたものである本読みました!
読みながら、現場にいると、すご〜くPL脳になる気持ちがわかりました。
なんというか、ファイナンス思考の重要性には本当に賛同できつつ、時にはPL脳を使い分けることが重要だとも思いました。
大戦略としてはファイナンス思考、局所戦術として時にはPL脳、みたいな。
PL脳は、一極集中の営業戦術としてはすごく機能すると思います。
例えばソフトバンクの営業チームってすごくPLを意識した戦い方をしてると思っていて、でもそれがすごく機能していて強い。でも会社としてはかなりファイナンス思考だと思うのです。
(PL脳という表現はわかりやすい反面、少し卑下するニュアンスが含まれててあまり良くないかも)