通貨交換3兆円規模で調整 日中財務対話で協議へ
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中銀間の通貨スワップは、アジアでも多く結ばれています。毎日何かの取引をするものではなく、金融危機、通貨危機などの際に、助け合う仕組みです。例えば、中国でオペレーションをする日本のメガバンクが、中国の金融危機の際に、中国人民銀行が日本のメガに対してお金を貸し付ける(日銀がその裏付けをする)仕組みです。危機発生に向けて、備える趣旨。
中国は米国の厳しい貿易攻撃に対して、ロシアなどはもちろん、欧州や日本を巻き込んで、多国籍軍で米国に対抗したい。日本に対しても、友好戦略に切り替えてきているが、それは中国が苦しいからだ。中国にとっては、日米関係が悪化してくれるのは、非常に喜ばしいことだ。
さて、日本のメリットは何だろうか?日本の円は、人民元のような売り圧力に晒されているわけでもない。確かにトランプ政権へのべったり依存は日本にとってもリスキーであるが、しっかりとした全体の外交戦略の一環として中国との関係を強化するなら問題はないが、単に中国が近づいてきたから、それに飛び付くということでは、心もとない。