出版流通はなんでもありの変革期を迎えた
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注目のコメント
筆者のこの提言は真摯に検討する必要があると考えます。
〈 第一に、委託制度の廃止である。委託制度は、栗田出版販売の「破綻」の際に、法的に認められなかったものである以上、もはや財務諸表を整えるための「仮想通貨」である。今後、収益認識の変更、返品調整引当金の段階的廃止、と待ち構えている以上、この制度はなし崩しに消えていくことになる。〉
本は、出版しただけで売上計上されて来ました。どれだけ売れたかではなく、どれだけ刷ったが売上になるのです。もちろん無理な刷り増しは、時間をおいて大量の返本に苛まれるわけですが、年度末などでは無理な刷り増しの誘惑にかられてしまいます。この商慣習は時代に合わなくなって来ているのかも知れません。
もっとデジタルとうまく組み合わせた販売が必要だというのもその通りでしょう。植村八潮専修大教授が以前「村上春樹さんの本なら先にデジタルで出すことだ。それも高い値段で出す。その後に紙の本で出す。ファンは待ち遠しくて高いデジタル本を買い、紙の本が出たらそれも買う」と言っていましたが、そうした戦略が大切だと思います。なんでもありの変革期? ピンときませんね。
出版業界は、阪神淡路大震災以来、永遠に春の来ない氷河期であり、淘汰プロセスにある。
なにがしか価値のあるもの(良質なのも、必要なもの、コストに見合うもの……)だけが細々と生き残る。
おそらく10年後には、「紙」の新聞や雑誌は贅沢な嗜好品になる(お金持ちしか買えなくなる)。そもそも書籍は贅沢品(図書館で借りて読めばいいと、思っている人が増えている)。
会員制情報誌の本誌は、限定された書店で1冊1400円で販売しています。カラーではなく100ページに満たないから、おそらく日本で一番高い部類の月刊誌です。限られた本屋さんにのみ、数十冊単位で直接卸しています。ほとんど宣伝しませんが70%~ぐらい売れます。
取次に搾取されるビジネスモデルなんか糞くらえ!
淘汰プロセスにある「過去の遺物」に興味なし。はよPOS入れてほしいわ。著者としては書店にないってクレームを読者から受けてもAmazonで買ってくれとしか言いようがない。売れてる店舗がわかれば優先的に配本可能だ