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最所さんのおすすめで『小売再生』を読みましたが、知的な刺激に満ち溢れていました。メディア人がリアル店舗をやる例が今後増えそう。
小売という観点を排除して、自分がフラットな時に、身をおける場というのは皆無に近いわけです。都内においては喫茶ランドリーくらい。
装う場が無いように、寄り添う場もない。そっちを制したところが次の小売をつくれるのかなと最近思います。
最近見る、ダグスティーブンス氏の小売再生関連の記事が多いのはなんでですかね。大変勉強になる素晴らしい本でしたが、ここまであらゆるところで礼賛されると逆にイケてないアイディアのように感じてしまいます。

商品を展示する事でお金を取る事は、ニッチな商品の場合、必ず価格への転嫁される金額も多くなります。服の写真検索ができる時代です。3Dプリンターで簡単に素人が商品の制作も出来るようになるかもしれません。つまり、価格の高い展示商品を買うよりも、消費者はいち早くトレンドを掴んだ安価なイミテーションを選ぶ時代になるのではないでしょうか。そうなると、お金を払って展示する事が逆に生産者の不利益になる可能性もあります。

映画、ソーシャルネットワークの中で主人公は言います。広告はダサいと。ダグスティーブンス氏自身も広告の限界を指摘しています。お金をもらって商品を展示する事は、ダサいお店の入り口のような気がしてしまいます。
私もこの本読みました。目の付け所が良い記事!と思ったら、最所さん執筆と知って納得。
売り場がメディア化するというのは賛成!
なのですが、気にしないといけないのは二元論で議論してしまうことです。メディアにすることだけに集中すると不可能です。例えば都内の一等地なんて家賃回収どころか、他の経費も回収できません。スケールしないのです。なのでしっかりと売り場で売りながらECでも販売するハイブリッドでないといけません。売り場かECかの議論ももうそもそもがダサいですしいつまでやってんのかな?なんて思いますが、全ては顧客の行動をどう捉えて顧客が喜ぶ事してあげることなのです。それが売らない売り場なら良いのですが大多数はそうならないはずですので、最近のメディアの風潮でAmazonに殺されるばかりでバイアスがかかりすぎているように感じます。考えるべきは競合ではなく顧客なのです。
記事内で紹介されているSTORYのコピーに、これからの店舗の役割が表現されている。

Point of view of a Magazine 
Changes like a Gallery 
Sells things like a Store

「実店舗は信頼を積み重ねる舞台装置であり、コミュニティメンバーの拠点となる場」と再定義していきたい。
百貨店はハレの場。着飾って行く特別な場所だったはず。憧れやときめきを与えてくれるファッションがあったのが百貨店。新しい形で特別な場を再構築してほしい!
熱い想いが詰まっているからこそ、最所さんは外側視点を持って提言されているのだと感じました。「小売再生」も面白そうですね。

以下引用
“業界の構造を変えるためには内側からではなく、外側からドラスティックに変えるしかないということは歴史的に見ても明らかです。だからこそ小売業界の外から小売を捉え直すことで課題を抽象化し、イノベーションを起こすことが必要なのではないかと考えています”
「店舗のメディア化」についての記事。読んでいてワクワクした。シャネルのスーツ、着たい!写真撮りたいっ!