新着Pick
724Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
学生たちの親世代からも絶大な信頼を集めてきた銀行の「将来的な安定」は、果たしてこれからも不変なのか。2017年11月中旬の、3メバガンクグループによる人員・業務量削減の発表によって、銀行員たちの「未来予想図の変更」は、決定的になったと言えます。

冷徹にも将来の安定に「ノー」を突きつけたメガバンクの発表は、支店長が不要になり、次長、課長というポストがなくなってゆくことを理解させた一方で、それに変わる新時代のキャリアパスを示した銀行は、ただの一つもありません。

取り憑かれたように「取引先との癒着はダメ」「だから2〜3年で転勤」という伝統的観念から抜け出せる銀行は、果たしてこれから出てくるでしょうか。

そして、本特集も今日が最終回です。NewsPicks初となる銀行特集、いかがだったでしょうか。最後までお読みくださったみなさま、ありがとうございました!
再掲。最近、伝統的企業(金融)に勤める若い高学歴女子(トリリンガル)にアドバイスしたこと。

私のアドバイス:
「評価が確立して、プロセス型エリートがほっといても集まってくる業界に、新参者としてはいっても、超過利潤にはアクセスできないよ。超過利潤は、既得権者(資本家や経営トップ層)がエンジョイするので。」

「ベンチャーとは、新しい技術やビジネスモデルで、既得権益を倒して利潤の分配構造を自分達に有利に転換するプロセスとも言えます」

「成長する新しい産業に身を置くことが大事なんです。新しいポジションが生まれてくるからね」

---
アップサイドを狙う若い方には、「業界のデモグラフィーと成長性を分析して、自分の軸を大事にしつつも戦略的にポジショニングを考えて、そしてリスクを取ること」を勧めています。伝統的企業で順番待ちしても、20-30年後に順番が回ってくる保障なんてどこにもないですからね
今回の特集でずっと抱いていた違和感や疑問が氷解した記事でした。

そう、要らないのは、銀行でも、銀行が提供してきた機能でもなく、今までの「銀行員という生き方」と「新しい生き方を提示できない経営者」なのだ、ということなのです。

銀行は必要だが、今まで通りの銀行員は必要ではない、というのは何と残酷で、不安で、恐ろしい結論なのか、と思います。

銀行というのは素晴らしく高度に組織化され、入行から退職まで、人生の全てを預けるにたる、最も完成された企業体でした。
だからこそ、銀行は必要だ、しかし今までの銀行員は必要ではない、というのは、そこに勤める人たちにとって、信じていたものが崩れ去るような恐ろしいことに違いがありません。

現実の銀行員が抱く未来への不安は、低金利がどうのとか、AIがどうのとか、フィンテックがどうのいったマクロの抽象的な話ではなく、自分の生き方が分からないというもっと切実なものないのか思うのです。

銀行が完成された組織体である以上、人の生き方、働き方を個々人が勝手に決めることは困難です。

だからこそ、未来を指し示し、それにあった新しい働き方を提示できる経営者が率いる銀行は、生き残り成長する一方、旧態然とした今まで通りの銀行員像を要求する銀行は文字通り、もう要らなくなるわけです。

私たちはついつい「銀行」とか「メディア」とか「IT」とか業界を一括りにして未来を語りがちですが、そうではなく経営者によって企業はいかようにも変わるものです。

その良し悪しを図るポイントは、その経営者が組織においてどのような「生き方」、「働き方」を求めているのかにあります。

それは社会が大きく変わりつつある中、銀行のみならず、全ての組織において、言えることなのでしょう。
全くその通りである。浪川さんは長い間銀行界を取材し続け、(僕や僕の上司をはじめ)多くの実際の銀行員とその現場を見てきただけに、その指摘は的を射ている。

過渡期に銀行の中枢の企画部門の次長を歴任し、その後外から銀行を見てきた僕からも、これにあまり付け加えることはないのだが、銀行員は浪川さんの指摘通りに自己責任でキャリアを築く一方で、銀行がまともに生き残るためには、巨大なレガシー型システムと硬直的な人事体系を主因として高止まりする経費率の削減がその第一歩であろう。これまでの常識、すなわち(すべてのコストを顧客に転嫁できるという)総括原価方式を前提に構築された人事体系や、世間に比べて恵まれた給料、第二の職場斡旋の慣習などは、恐らく10年以内に崩壊するだろう。今銀行で働いている諸君には、そうした実態を的確に把握した上で、しっかりと自らの人生設計をすることをお勧めする。いつでも相談に乗る用意がある。

NPの記事やコメント欄については、もう少し質が上がることを祈っている。
おそらく、従来からある銀行というビジネススタイルを抜本的に変えるよう、メガバンク等はあれこれ工夫していると思われます。

情報産業として生まれ変わるか?
テック企業として生まれ変わるか?

脱皮しようと試行錯誤しているのではないでしょうか?
人事政策は最低10年スパンで構築する必要があります。
テクノロジーが銀行経営を数年で大きく変える世の中ですから、銀行は10年後の銀行の姿(提供するプロダクト・サービス、人的資本的資源の再配分など)を一度ゼロベースで見直すべきでは。
そのうえで、ヒトが担う機能のプライシングとスペックを計測し、そのアサイメントに適合する人材を採用、キャリア形成する制度設計を行うべきでしょう。
確かに自動化する仕事もあるでしょうし、ポストは減るでしょう
ただ、企業の資金調達支援という仕事は本来的には一定の価値があるあるわけで、そういうプロを目指すというのが一つの形なんだと思います。今はそういうことができる本当のプロが育ちにくい環境なのはあるのですが、、
銀行業、銀行は残っても構造的な大きな変化は免れ得ないことからすれば、銀行員のキャリアパスが従来型のもので残り続けることはあり得ないという結論になるのは当然のこと。少なくとも銀行の現場に足を踏み入れたことのある者であれば、おそらく大半の人が首肯する話でしょう。

それはともかくとして本稿を特集の最後に持って来ることをもってその結論と位置付けるのであれば、「銀行は、もう要らない」というまとめ方は先鋭的に過ぎるものであり、かつナンセンスだと個人的には思います。
銀行員は究極的には何の専門家なんでしょう?リスクマネジメント?事務処理?資金調達?コンプライアンス?

これだけカネ余りの世の中で大企業の最前線の組織には金が融通されていない。大企業病の一症状である動脈硬化を治す前線金融はすごくオススメの仕事だと思う。現場の味方の経理やリスク・コンプライアンス。
私が経営している投資助言会社に「現役銀行マン」が多数、採用面談に来る。面接をすると彼らは顧客のために働きたいと純粋に考えているのがわかる。

彼らの当社への志望動機は、
1.自分が銀行で扱うリテール金融商品の劣悪性に気がついていて、仕事だからそれを売るしかないと諦めていた

2. 国外には優良商品があることを知って驚き、顧客利益のためにそれを扱いたいのでヘッジファンドダイレクトに入りたい

が9割だ。残り1割は飛び込み営業がないから、富裕層向けだから、給料が上がるから。

若い人は本気で顧客本位の仕事をしたがっているのはヒシヒシ感じる。微力ながら一人でも多くの顧客本位な人材の受け皿になれるよう業容を拡大したい。
この連載について
銀行が臨界点に達した。3メガバンクが大規模な人員削減を打ち出し、地銀は過半数が本業で赤字に陥った。一方、アマゾンやアリババを始め、異業種の金融参入が相次ぎ、圧倒的に便利なサービスで勢力を拡大。金融業は必要だが、もう銀行は要らない──。変われない“恐竜“は滅び、適者だけが生存する劇的な世界が幕を開けた。