この連載について
銀行が臨界点に達した。3メガバンクが大規模な人員削減を打ち出し、地銀は過半数が本業で赤字に陥った。一方、アマゾンやアリババを始め、異業種の金融参入が相次ぎ、圧倒的に便利なサービスで勢力を拡大。金融業は必要だが、もう銀行は要らない──。変われない“恐竜“は滅び、適者だけが生存する劇的な世界が幕を開けた。
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株式会社みずほフィナンシャルグループ(英語: Mizuho Financial Group, Inc.、略称:MHFG)は、日本の大手銀行持株会社。また、みずほフィナンシャルグループを親会社とするみずほ銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券などの金融関係の企業からなる企業グループのことを指す。 ウィキペディア
業種
都市銀行
時価総額
5.36 兆円
業績



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株式会社新生銀行(しんせいぎんこう、英語: Shinsei Bank, Limited)は、東京都中央区に本店を置く、SBIホールディングス傘下の普通銀行である。 ウィキペディア
業種
都市銀行
時価総額
5,758 億円
業績



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株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(みつびしユーエフジェイフィナンシャルグループ、英語: Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc.、略称: MUFG)は、日本の金融持株会社であり、TOPIX Core30の構成銘柄の一つである。 ウィキペディア
業種
都市銀行
時価総額
12.2 兆円
業績



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株式会社三井住友フィナンシャルグループ(みついすみともフィナンシャルグループ、英語: Sumitomo Mitsui Financial Group, Inc.)は、三井住友銀行(SMBC、都市銀行)、三井住友ファイナンス&リース 、SMBC信託銀行 、三井住友カード(クレジットカード会社)、日本総合研究所、SMBC日興証券を傘下に置く金融持株会社である。 ウィキペディア
業種
都市銀行
時価総額
7.85 兆円
業績



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https://newspicks.com/news/3253998/
信託銀行は、昔からお金持ち・富裕層を顧客にしてきた背景があり、信託銀行の企業カルチャーは麗しく、そして誇り高いです。商業銀行や日系証券のカルチャーとはかなり異なる印象があります。
企業のケミストリーが合わない経営統合はPMIが大変です。しかし、PMIが大変だからと言って、統合後においても被買収企業(被統合企業)の自治権や人事権を実質的に残しておくのは下策です。なぜなら、統合会社に旧行意識が残り、ガバナンスが効かず、その結果、①顧客からは冷ややかな目で見られ(顧客は静かに去っていき)、そして②株式価値の向上に繋がらないからです。
3メガバンクの中にも、そんなバンクがありました
地域覇権の拡張や、規模と範囲の経済を梃子とした米銀の戦略的再編とは対照的な印象があります。
本記事の中核は三井住友信託銀行で、その組み合わせの候補は、SMBC、みずほ、りそななどとなっていますが、私が知る経営陣のマインドを踏まえると、ようやく戦略的な再編の実現に向かう可能性があると思います。
信託機能の強化に向かうのか、銀信統合によるクロスセル強化に向かうのかにより相手が異なりますが、戦略性の進展が楽しみです。
もはや日本国内の再編論に意味があるのか微妙ですが、世界の銀行ランキングを席巻しているのは中国です。トップ5すべて中国の銀行。
その後のJPモルガンやBNP、それと遠くない位置にゆうちょ、MUFGがいます。結構よい線じゃん、と思うかもだがそれはアセット総額ランキングだから。つまり高齢者を中心とした個人資産実に1800兆円の総元締めだから。
この日本最後の砦、財政が赤字たれ流そうがが国債が膨らもうがそれを無思考に無選択に担保しているのが個人資産であり、それあっての日本のメガバンク。そういうマクロ環境でミクロ同士がくっついてPMIがんばること自体にどういう生産性があるのか、個人的には少し疑問です。だったら業界をSlow but steadyにディスラプトしているネット/データプレイヤーたちとの連携のほうが本質なんではなかろうか、と。
例えばアリペイ・AFはもはや完全に総合金融機関です。そして彼らはほぼアジア全土に碁石を張り巡らせ終わっています。
Amazon銀行、Google銀行も時間の問題、それすらも「いらない世界」も十分に想定されます。
そこで今回は、銀行再編の歴史の「実情」を改めて振り返るとともに、そこから見えてくる今後の5大銀行グループ再編のシナリオを読み解いていきます。
前回の再編ドライバーは不良債権問題でしたが、今回は異業種の参入という環境の劇的変化と人口減少でしょう。果たしてどれほどのスピード感で構想をまとめあげていくのか、見守りたいところです。
①三菱UFJ銀行 福本秀和副頭取 銀信証一体運営で営業強化 多様なニーズ対応
https://newspicks.com/news/3150076
②みずほ、米国で銀行・信託銀を統合 17年末にも
https://newspicks.com/news/2564172
https://www.zenginkyo.or.jp/article/tag-h/7454/
あと、グローバルの金融機関の総資産ランキングおよびその推移については、最近下記Bloomberg記事があった(まさかの見出しが誤訳で時価総額となっているが…)
https://newspicks.com/news/3243052
なお、りそなについて「スーパーリージョナルバンク」という言葉が出てきているが、元々は米国で出てきた言葉。米国は州ごとの銀行免許があり地銀が大量にあるが、そのなかで一部の銀行は合併含めて全国展開をするようになった(一方で海外展開はほとんどしていない)。
Wells Fargoが代表例だが、JPMChaseが買収したBankOne(Travellersを離れたジェイミー・ダイモンが当時CEOを務めていた)もスーパーリージョナルバンクだった。
https://www.smth.jp/investors/about_trustbank/index.html
都銀と証券会社との関係性も歴史的に振り返ると結構いろいろ有りますね。
三菱銀行と関係が深かった日興証券が、三菱の統合の流れを嫌ったのか、なぜかシティバンク(当時は脚光を浴びてましたが)になびき、今は三井住友系に入っているという、まるで自分探しの旅を辿ってきた人の人生を見るような感慨があります。