【第12話】もう1人のNPオールスターズと涙の理由

2018/8/18
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もう1人のNewsPicksオールスターズ

<a href="https://newspicks.com/live-movie/170" target="_blank">「メイクマネー 起業家グランプリ2018」</a>で優勝し、賞金1000万円を獲得した“声をデザインする指輪”<a href="https://newspicks.com/news/2938378" target="_blank">「エンコードリング」の角村嘉信さん</a>。
「エンコードリング」のインド進出への足がかりを作るため、今月、現地調査のためインドへ飛ぶことになりました。
背中を押したのは、NewsPicksオールスターズの堀江さんと前田さんの言葉でした。
先週配信の第11話より。
そんな角村さんは、インド市場攻略に向けたアドバイスをもらおうと、ある人物を訪ねます。
ベンチャー支援のスペシャリストとして知られる、トーマツベンチャーサポートの斎藤祐馬さん。
4月の特別番組にも解説役として登場した、いわば、もう1人のNewsPicksオールスターズです。

起業家としての武器と心得

しかし、斎藤さんとのミーティングは、インド市場攻略のアドバイスをもらいたい角村さんの思いとは裏腹に、もっと基本的なところからスタートします。
これまで、5000人以上の起業家を支援してきた斎藤さんが話し始めたのは、「起業家として持つべき武器と心得」についてでした。

人を動かす、3つのストーリー

「起業家は、人を動かす3つのストーリーを持たなくてはいけない。」
斎藤さんがまず語ったのは、起業家として「3つのストーリー」を持っているか、という問いでした。
その3つのストーリーとは、「MY」と「OUR」と「NOW」。
MYストーリーとは「なぜ自分がこのビジネスを手がけるのか」。
NOWストーリーは「そのビジネスがなぜ今、求められているのか」。
OURストーリーとは「会社や業界、(ターゲットになる)世代をどうしたいのか?」。
優れた起業家は、これら3つのストーリーを5分でも3時間でも自由自在に語れるべきだ、と斎藤さんは指摘します。

人生の痛みを知るということ

まず何よりも重要なのが、MYストーリーです。
多くの起業家にとって、自身のビジネスにつながる原体験には「痛み」が伴うもの、と斎藤さんは分析します。
だからこそ、MYストーリーを語るために、自分の人生における痛みを知ることが第一歩なのだと言います。
起業家の人生の折れ線グラフ。
その痛みから生まれた思いを、MYストーリーとして、顧客やパートナーに自己開示することで、共感が生まれ、自分のサービスや製品のファンが増える。
しかし、角村さんは起業家として、まだMYストーリーを自在に語ることはできません。
まずは、自分が手がける「エンコードリング」というビジネスにつながる、人生の痛みを振り返ることから始めなければなりません。

突然の涙、若き起業家の痛み。

斎藤さんとのミーティングも終盤に差し掛かった頃、角村さんの目には涙が浮かんでいました。
MYストーリーの種となる人生の痛みを振り返っていた角村さんが、嗚咽交じりに途切れながら、ある体験を吐露し始めます。
涙を拭いながら、幼少期の“痛み”を吐露する角村。
番組スタッフが、角村さんと出会ってから6ヶ月以上が経ちます。
どちらかといえばドライで、感情を表に出さないタイプだと感じていたスタッフは、彼の涙に驚きました。
心の深いところに、そっとしまっていたのは、幼少期の痛み。
実は、この時期に体験した痛みの中に、“エンコードリングのプロトタイプ”があったのです。

本当にインドで通用するのか?

斎藤さんはこの日、自社のインド人スタッフを角村さんに引き合わせます。
現地を知るには、現地の人に聞くのが一番。
「エンコードリング」を販売する場合のインドでの価格設定や、独特な商習慣について、根掘り葉掘り聞いていきます。
この模様は、来週配信の第13話で。

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<執筆:安岡大輔、デザイン:片山亜弥>