国内最大級のスタートアップデータベース「entrepedia」から、2018年上半期国内スタートアップ資金調達情報を速報でお伝えします。すべての図表はこちらで無料公開しています。
2018年上半期は”さらなる大型化”
2018年上半期におけるスタートアップの資金調達は1,732億円にのぼる。本水準は前年同期比141%である。
下半期にすでに大型資金調達が出ていることから、2018年は前年を上回り、4,000億円近い水準で着地することが予想される。
他方、1社あたりの傾向をみると2013年以降大型化しているが、2018年上半期もその傾向は続いており、ミドル・レイターステージ企業が金額を集めている。
2018年上半期最大の調達はJapanTaxi
2018年上半期においてスタートアップで最も多く調達を実施したのは、タクシー配車アプリ「全国タクシー」を展開するJapanTaxiの85.5億円であった。
次いで、個人向けオンライン証券のFOLIOが年明けに69.8億円を調達していた。
メルカリは、上場前の3月に50億円(残りは権利行使)調達しており、資産一任運用サービス「THEO (テオ)」を展開するお金のデザインは6月末に50億円(別途融資で9億円)調達している。
このように、50億円以上の調達を実施した社数が昨年5社に対し、2018年は上半期だけで4社が実施している。
下半期に入り、Finatextやfreeeが50億円以上の調達をすでに実施していることから、大型案件の数が昨年以上に伸びることが予想されよう。
また、資金の出し手をみると、トヨタ自動車(JapanTaxi)、LINE(FOLIOとfreee(下半期))、KDDI(ティアフォー、エブリー)など、事業会社が大型投資を実施していることも特徴だろう。
Exit状況をみると、IPO・被買収ともにペースとして前年比大きな変動はない。IPOはメルカリの大型上場が話題となり、スタートアップ業界への注目度が高まった。
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