働き方改革の前後で浮上したギャップ--世代や職位でも違いが鮮明に
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『働き方改革で最も重要だとする施策では、34%が「会議やチームワークの効率化」、26%が「在宅勤務」、17%が「モバイルワーク」を挙げている』
この記事に挙げられている施策は、『改革』というにはちとしょっぱい。良くて『働き方改良』です。
他社が既にやっていることを、周回遅れでノロノロと導入しても、そういうのを『改革』とは言いませんよ、普通は。
日本の企業には、まだまだ『無意識の年功序列制度』が残っています。採用のやり方や、評価のやり方をいくら欧米流にアップデートしたところで、本質は変わっていない。
その本質とは、会社の都合に個人が合わせる仕組み、という暗黙の了解です。経営者や人事部がこれに気が付かなければ、ホンモノの『改革』はあり得ません。
個人の都合、能力、事情を把握し組み合わせて、会社が組織を設計し働きやすい環境と制度を整える。これまでと真逆の方向性です。
個人の生き方にフォーカスし、会社は受け皿となる。矢印の向きを変えるくらいやらないと、『改革』とは言えないですよね。
『改革』というコトバの重みが、どんどん軽くなってきているのは、この程度の施策を『改革』だと騒いでいるからではないでしょうか?組織が個人に優越すると誤解し、年功序列終身雇用が当たり前の認識のまま「働き方改革!」を連呼したところで何一つ変わりません。
もしプロジェクトを組むなら新入社員を何人か入れると良いのでは。