地域経済活性化のカギは若手金融マンが握っている
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スタートアップ投資を手がけるiSGSインベストメントワークスの五嶋一人代表は元地銀マン。
金融業界再編の渦中にいる地方の金融マンたちのリアルトークを前段に、五嶋さんに「銀行で培ったスキル」「地銀出身の強みを生かしたキャリアデザインの極意」についてお話を伺ってきました。
私も、いとこ2人が地元の銀行に勤めているので、いろいろと考えさせられる取材でした。
また、前段でお話を伺った地銀マンBさんは本当に礼儀正しく、真面目そうで、好感度の高い方。
いまだに顧客とのやりとりはFAXという話にはさすがにビックリしました(地銀すべてがそうではないのだと思いますが)。しかし、地銀がビジネスパーソンとしてのベースをきちんと醸成できる場所である理由には納得。
とはいえ未来を見据えると、金融知識をもっと生かせる場所でイキイキ働くという選択肢があってもいいのでは、と思いました。
追記:
五嶋さんと名古屋スタートアップのキーパーソンおふたりをパネリストにお迎えし、NewsPicks読者限定の無料イベントを名古屋にて開催します。詳細、申し込みはこちらの記事をご覧ください。
https://newspicks.com/news/3388332実際にメガバンクだけでなく地銀や信金出身者を多数雇用している経験から言うと、金融出身者にはびっくりするほど優秀な人達がたまにいます。
メガバンクならともかく地銀なんて、と東京の方は言うかもしれませんが、基本的に地銀はその地域でトップの企業であることが多く、家庭の都合や郷里への愛着から地元に残った高学歴者がザラにいます。
ただ銀行というのは、極めて完成された組織で、それ故にキャリアパスが非常に明確です。
それが銀行の安心安定の基礎でもあるのですが、一方でキャリアパスが明確でない成長中の企業や、変化が激しい業界では、明確なキャリアパスが見えない将来と、上を目指すために自分が何をしたらいいのかわからないという不安に苛まれることも多い様に見受けられます。
又仕事の性質上IT系のスキルやプレゼンテーション、文書等のアウトプットのスキルは他業界と比べ低いのが一般的です。
そこをクリアすれば、特に地方では第一級の人材の宝庫が金融業界です。
最近はどういう訳か敵役にされることが多い金融業界、特に地銀ですが、その人材は活かし方によっては、実はとても大きな可能性があると思いますよ。記事中にもあるように自らのキャリアをコントロールできるか度合いでいうと銀行業は難しい業界でしょう。
ちなみに地銀出身で東京のスタートアップに転職しようとするとまず会話のプロトコル(カジュアルさの対極にある、違和感のある言葉遣い)から仕事の進め方、ITツールの使いこなし度、スピード感みたいなところのギャップも大きく、カルチャーフィットの観点でも壁は厚いように思います。