渋谷の壁、乗っ取ります 東急、百カ所を広告に
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渋谷は、以前からよく街頭ジャックが実施されているように、街の広告媒体としての組織化が他の街頭よりなされている。これには、東急を中心とした企業の主導もあるのだが、地域のお店もきちんと一緒に巻き込んで、意見を聞きながら動いているからに他ならない。
逆にそういった協力関係があるからこそ、東急が今回のような壁面の媒体化に成功したと言えるだろう。
OOHといわれる屋外広告や街頭イベント、街頭ジャックは、顧客体験が重要視される中ますます重要なツールになる。東京では、渋谷以外だと三菱地所のプロパティが集まる丸の内が街全体の取り組みを行いやすいが、それ以外のエリアはせっかくよい素材であっても組織化されておらず利用が進められないのが実情だ。まずは誰と話せば良いのか取りまとめ役を作り、大体のルールを決める。そんなことができれば企業とのタイアップを進めることができて街にも良いと思うのだが。これはいいですね。神泉や円山周りの壁が落書きで汚くなっていたのを見たことがあります。所有者が高齢化していることもあり、放置されるケースも多かった。落書きを消すだけでなく管理してくれるからたすかるでしょう。
NYのブルックリンは10年くらい前までは危ないエリアでしたが、今はモダンでクリエーターがたくさん住む街になっています。中でもウイリアムバーグエリアは放置された施設や工場の壁を巨大な広告スペースにしています。航空会社やアルコール、ソフトドリンクが手書きの大きなイラストレーションを展開し、それがブルックリン度を上げています(ああ、手持ちの写真をアップできないのがもどかしい)。職人さんが仕上げているところもあれば、アート専攻のインターンが書いていることもあって楽しそうでした。
願わくば渋谷のケースも渋谷らしいポップ感を保って欲しいです。地域住民を巻き込みながら、アートやデザインの力で地域を持続的に盛り上げる取り組みにつなげてもらいたい!
宣伝の広告枠として活用するだけではもったいない。
せっかくなら、この広告枠は社会性のあるメッセージを発信するメディアにしてもらいたいな。
下記のTED動画に、そのヒントがあると思います。
色を塗って地域を変えるには
https://www.ted.com/talks/haas_hahn_how_painting_can_transform_communities/details?language=ja
JRのTED Prize wish:アートを通して世界をひっくり返す
https://www.ted.com/talks/jr_s_ted_prize_wish_use_art_to_turn_the_world_inside_out/details?embed=true&language=ja