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利上げで対抗できるだけトルコリラよりマシ・・・という所でしょうか。なお、トルコとアルゼンチンは代表的な経常赤字大国になりますから、結局はそうした国が狙われているという古典的な状況とも言えます。
トルコリラの叩き売りから新興国通貨が一斉に売られており、アルゼンチンペソの通貨を維持するための利上げとなっています。一方で、アルゼンチンのインフレターゲットは15%。ただ、実際には25%近いインフレ率になっており、利上げによって15%に近づけることも狙っています。景気は悪化しますけどね。

日本がなかなかインフレ目標2%を達成しないことを考えると、ものすごい数字です。
まあ、欧州債務危機のときも、借金の金額嘘ついていたのはギリシャだけでしたが、PIIGS諸国まで波及しましたから、今回も他新興国への波及は警戒でしょう。
20%台半ばで推移していた政策金利が僅か3ヵ月で45%まで急上昇。通貨安に伴うインフレ昂進を抑えるのは容易ではなさそうです。前大統領のもとで財政赤字と経常収支の悪化を続けたツケが解消できないうちに、米国金利の上昇等で思惑が交錯して、一気に問題が噴出した形でしょうか。政府の財政と、いわば政府と民間を併せた財政である経常収支を健全に保っておかないと、ふとしたきっかけで経済は一気に混乱します。混乱の引き金がいつ引かれるかは事前には分かりません。いろんな国が過去何度も経験した教訓を、今回もまた見るような動きですね・・・ (・・;
アルゼンチンも、南欧諸国が主要な債権国でもありますよね。とはいえ、金融的なつながりが薄く、貿易相手国としても比率が低いとなると、アジアへの影響は限定的なのかな
アルゼンチン中銀が利上げ、金利45%に。世界的な金融緩和で、ジャブ付いていた資金が、アメリカの利上げ局面で逆流している。今まで放漫経営をしていた国はかなり厳しい状況へ。アルゼンチンとトルコは特に厳しそう
タンス預金は皆無ではないか。それはいいとして、スペインが気になる。スペイン発のユーロ危機に発展しなければよいが。
トルコリラもアルゼンチンペソも、なかなかに厳しい状態。
アルゼンチン中央銀行は、政策金利を5%引き上げ、年45%にすると発表しました。
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