農機→タクシー→一般向け AI自動運転、イノベーションは農業界から 2025年に市場規模123億、ICTやロボット技術も
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自動運転の好例として言うまでもありませんが,凸凹の耕地でトラクターなどの農機をまっすぐ走らせること,しかもcm級の誤差で走らせることはかなり難しいとのことです.GPS単独測位では誤差が大きすぎ,これまでは,基地局を設置してそこからRTK(Real Time Kinematic)測位によるGPSの補正情報をトラクタに送信したり,あるいはIMU(Inertial Measurement Unit)と組み合わせたりして測位精度を高めていましたが,いずれもコスト高でした.一方最近になって,日本版GPS「みちびき」の実用化が迫り,cm級測位の利用が期待されています.また,最近流行りのディープラーニングによる画像処理で作物を見分けてロボット農機で自動で収穫したりと,農業にどんどん最新テクノロジーが入っていくでしょう.
確かに「移動・輸送」が目的の一般車/タクシー/トラックと、「領域内作業」が目的の農機/建機では、技術面や運用面の課題・要件は異なる部分がありそうですね。
日本では、中山間地などで小回りの効く技術・運用も磨いて、世界をリードしてほしいです。農機については既存3社の寡占に対して、コマツが新規参入しました。既存企業は低価格ラインでの製品投入する流れにあります。新たな農機としては、ファームアイやオプティムが仕掛けるドローンが、業界に新たな風が流れ込む感じでしょうか。新規事業については、クボタは自社開発主体の全包囲戦略、ヤンマーはチャレンジャーのベンチャー巻き込み戦略かと推測します。
農業ロボットは未だ大学研究の域を出ないことから、既存農機3社以外が一気に参入してくる可能性もありそうですね。外部環境の変化から見ると、危機意識の高い業界である自動車部品メーカーあたりでしょうか。ネポンやオーレック辺りがどう見ているのかが興味深いです。
国内の農機製品の拡大プロセスは少し特殊です。ぽっと出のベンチャーによるイノベーションからの普及は障壁が高いと感じます。イノベーションを起こすなら業界をよく知る老舗ベンチャーか、もしくは総合商社による海外製品の持ち込みという感じではないでしょうか。(老舗ベンチャーなのですみません)
日本国内メーカーからのイノベーションを目指すなら、大学研究の質(特に技術に対しての業務改善インパクト)を上げ、しっかりモニタリングする必要があると個人的には思います。