【出井伸之】急成長する中国に、これから「模倣先」は存在しない

2018/8/19
近い将来、世界最高のテクノロジー大国の座を、奪われてしまうのではないか──。そんな不安を抱えるアメリカに対して、ますます中国がその存在感を増している。
中国を代表するインターネット企業である、アリババグループやテンセントは時価総額ベースで世界トップ10の企業としてランクイン。北京や深圳、杭州といった巨大都市では、続々と新興企業が生まれている。
現地メディアによれば、中国では毎日、平均して1万社が誕生しているという調査結果まである。
NewsPicks編集部は、中国のテクノロジー業界にも深く精通している出井伸之・クオンタムリープ代表に、日本がこの重要な「隣人」とどのように関わるべきか語ってもらった。
出井伸之(いでい・のぶゆき)/早稲田大学卒業後、1960年ソニー入社。1995年に社長兼COOに就任。2000年から会長兼グループCEOとして、合計10年間にわたりソニーの経営トップを担った。退任後にクオンタムリープを設立。

ディスプレイメーカーの「変革」