なぜSpotifyで退職が相次ぐのか? 日本、英国で変化を迎えた音楽業界
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注目のコメント
音楽業界がSpotifyに期待してきた「アーティストファースト」な現実とは異なる未来像をすでにSpotifyは見出していると推測できる。
現状、Spotifyはどの音楽プラットフォームよりアーティストに近いのは確かです。新しい音楽ビジネスを牽引する立場としてさらにアーティスト、リスナーに有益なサービスを提供していただきたいと強く思います。ストリーミングも寡占の方向に動きだきましたね。
AppleMusic 、Spotify 、YouTubeMusic(GoogleMusicは何処内包されます。) 、Amazon Music 此処に米での三兆円IPO上場を目指すテンセントミュージックが加わります。
ユニバーサルミュージック、ソニーミュージック、ワーナーミュージックの三大メジャーは、Spotify並びにテンセントミュージックの大持株会社であり、売手寡占=戦略的相互依存関係を作りつつあります。
日本円でいう月額¥980は所謂経済用語でいう暗黙のカルテルで暫くは維持されるでしょうし、原盤権利者やアーティストへの分配もこれまで通り基本はフィジカルコンテンツ時の原契約に則り、サブスクリプション収益の過剰なアーティスト、原盤者への再分配はしない。という姿勢は崩さないでしょう。
個人的には今後テンセントのIPO益などで得る多大な収益を
自らや、社員の懐に入れる事ではなく、業界発展の為に原盤制作への
積極的な投資によりメジャーならではのクオリティと予算がしっかりかかったレコード原盤を作って欲しいです。
*spotify for artistは、とても便利なので、この様なアーティストへ優しいサービスはドンドン業界全体で導入して欲しいところです。判断が難しい記事ですが、Jay君は、強いSpotify愛があるだけに、珍しくちょっと複雑な言い方になっている気がします。
音楽シーン、音楽業界におけるSpotifyの存在感が大きくなっていることが基本的な背景にあると思います。AppleMusicが必死に巻き返していて、USでは一定の成果を得ているとのニュースもあります。LAのミュージシャン、エージェントの関係では、スウェーデン発のSpotifyよりはAppleが関係が深いというのもあるのかもしれません。組織の強化は必要でしょうし、その際には様々な人の出入りはあるでしょう。
ただ、僕は、創業者でpeer to peer技術者のダニエルエクの主導権が残っている限り、音楽体験を変えたSpotifyのサービスの本質は変わらない気がします。オープニノベーションの方向性を持っているSpotifyを幹とした生態系がどんどん強化されているようにも感じています。売上だけが価値ではなく、ユーザーと音楽の関係の変化にも注目していきたいです。