【最新】北海道はニトリ、京都は任天堂。時価総額・県別ランキング
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前回のランキング記事で好評だった「都道府県別・売上トップ企業47」の続編です。今回は「都道府県別・時価総額トップ企業」をランキングにしました。
個人的に面白かったのが、中部と中国では、売上高トップの企業が時価総額でもトップになっている一方で、近畿や北海道・東北では全く違った結果になった点です。
売上高が「今の実力」で、時価総額が「将来への期待度」だと考えると、売上高ランキングと時価総額ランキングが異なる都道府県では、産業の変革が起こり“地元の主役”が入れ替わっていると考えられるかもしれません。
京都企業の強さも改めて確認できました。京都府に本社を置く企業の時価総額の合計は、東京、大阪、愛知に次いで堂々の4位です。
こちらの記事も参照いただければと思います。↓↓↓
<NewsPicksオリジナル記事>【最新】各県の売上トップ47社。千葉イオン、静岡スズキ… https://newspicks.com/news/3197842前回の都道府県売上高ランキングに比べ、時価総額では地銀のランクインが増えています。地銀の苦境が伝えられる報道が多い一方で、当期純利益を100億円出す銀行はゴロゴロあり(手元集計で25社)、各地域における存在感の高さがうかがえます。
なお、前回に引き続き、長崎県は上場企業が十八銀行のみですが、手元で未上場企業を調べたところ、長崎の雄「ジャパネットホールディングス」は売上高1,929億円と、さすがの存在感であったことを補足させていただきます。日本全体の時価総額は、7月末時点で678兆円。うち、東証1部が651兆円、東証2部10兆円、マザーズ6兆円、JASDAQ10兆円(下記リンクで月末時点の時価総額データがある)。
つまり、日本の時価総額の2/3が東京本社の企業に集まっているということ。
https://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/misc/02.html
そのうえで、各県のランキングを見ていくなかで、個人的に注目したいのは「☆」(各県での売上1位の印)がついていない、時価総額上位企業。
時価総額は、将来的に稼げる期待が大きいほど大きくなる。つまり収益性が高いこと、成長率が高いこと。売上がトップ企業と比較して小さくても、特徴ある製品・サービスがあると高収益・高成長となりやすく、そういった企業が結構見受けられる。
あとは、大体時価総額1500億円くらいが目安だろうか。時価総額1500億円を超えているが、あまり知名度がない会社は、事業として面白いことをやっていてその領域では
一定の規模がある(だから一般の知名度と株式市場での評価にギャップがある)ことが多いと思う。
個人的には、「みんなが知っている会社ランキング」になる就活人気ランキングより、こっちのほうがよほど良い会社に巡り合える確率が高いと思う。