スズキなど3社の会見要旨=排ガス不正
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先日、国交省関係者に、型式指定の前提である性善説を見直す考えはないか問うた。また、現在は社内規定と研修で対応している資格制度を国家資格にする気はないかとも聞いた。
現状ではこれらについては消極的な答えが返ってきた。実はそれほど自動車メーカーと当局は不断に密接に連絡を取り合っている。だからこそ、品質そのものに問題はない趣旨の今回のメーカーの対応について、国はイラッとしているのである。
日産、スバルの回答に比べて、スズキ、スバル、ヤマハがトレースエラーしたのに検査合格としていた不祥事について、強く反省の弁を口にしているのはこのあたりの空気をメーカー側が敏感に感じ取っているからだ。石井国交大臣が、「制度の根幹を揺るがす」と強い口調で話すのは、まさに行政当局の意思を代表しているからにほかならない。