「すぐ怒る人」は実際よりも自分が賢いと考えていることが判明

コメント

注目のコメント

• 安藤 俊介

  一般社団法人日本アンガーマネジメント協会　代表理事

  ・2018年08月09日

  研究では「怒りやすい気質の人格であるほど、『narcissistic illusions(自己愛的な幻想)』と結び付いている」と延べています。これは十分に納得できるものです。
  
  怒りの感情は防衛感情といって、自分の身を守るために存在をしている感情です。怒っている人というのは、何かが侵害されている、自分が脅威にさらされていると感じている人です。怒ることによってその侵害や脅威に対抗しようとしています。
  
  自己愛が強いということは、自分を守る、大切にするという意識の強い人です。ですから自分に対する攻撃、自分の何かを侵害するものに対して敏感であることが考えられます。
• 永濱 利廣

  第一生命経済研究所 首席エコノミスト

  ・2018年08月09日

  重要なポイントは、本当に賢いかどうかではなく、あくまで主観的に自分が賢いと考えている人が怒りやすいということでしょう。というのも、本当に賢い人であれば、すぐ怒ることに伴う様々なデメリットや副作用まで判断できるため、すぐ怒ることはしないと思います。
• 佐山 展生

  一橋大・京都大学客員教授 インテグラル取締役 京大経営管理大学院客員教授

  ・2018年08月09日

  「怒りやすい人ほど、より自己愛が強く、自身の知力を高めに見積もっている」とのこと。しかし、理不尽なことへの「怒り（いかり）」は、どう反応するかはともかく、湧かなくなると人間として問題だと思います。