フリッカーとスラックを作った、連続起業家の「ピボット思考」

2018/8/11
Eメールに代わるビジネス向けのチャットツールとして、急速に成長を遂げている「スラック(Slack)」。
昨年9月には、ソフトバンクなどが合計2.5億ドル(約280億円)を出資し、いまや企業評価額は51億ドル(約5700億円)を超えている。
サービスを開始したのは、わずか5年前の2013年。以降、順調にユーザー数を伸ばし続け、現在は世界で800万人以上のデイリーアクティブユーザーがいる。日本はアメリカに次いで2番目に大きな市場だ。
そんなスラックを創業したカナダ生まれの起業家スチュワート・バターフィールドは、5歳まで電気のない丸太小屋で暮らし、大学では哲学を専攻していたという「異色」の経歴の持ち主だ。
しかも彼は、月間9000万人以上のユーザーがいる写真共有サイト「フリッカー(Flickr)」の創業者でもある。
なぜ彼は、これほど人々を魅了するプロダクトを生み出し続けられるのか。彼自身の生い立ちからスラック誕生秘話、起業家としてヒットを生む極意までを聞いた。