ヒントは社食?未来のオフィスは『求心力』で人をつなげ
コメント
注目のコメント
「人が集まって起きる偶然のコミュニケーションと、ワークプレイスの分散は矛盾しています」とのこと。
リモートワークのトレードオフとして、直接顔を合わせることによる効率性や創造性が犠牲になりやすいというのは大きく同意します。何回かコメントしているので以下過去コメントの転載で失礼します。
ホームズを運営しているLIFULLさんは、リモートワークを試行したが顔を合わせないことによる非効率の方が大きかったため、一部導入にとどめたとのエピソードがあります。
また、社員全員18時退社を徹底しているクラシコムさんは「自由だけど寂しい会社だ」との意見が出たことを受けて、社員同士がSNSで繋がるようにしたり、社食を始めたりしています。空間の居心地を良くするためにオフィスへの投資も惜しまないとのことです。
http://careerhack.en-japan.com/report/detail/517
会社として人間の集団でやっているのだから、顔を合わせたときに生まれるものを大切にする方向性は大変よくわかります。互いの信頼感や、雑談から生まれる創造性や、見ていないとわからないちょっとした不調などですね。
というわけで、高度に分業できている仕事は100%リモートワークでもいけるのでしょうが、そうでない限り、対面を混ぜながらの運用が現実的だと思います。そのバランスは、業務内容・事業の成長ステージ・企業文化等々によって、個別に決めざるを得ないという認識です。社食から、とのことですが個人的にはちょっとずれているかなと。
でもウォーキングミーティングはいいですね。瞑想でもウォーキングもありますし、意外と身体を動かしている時の方が集中できるというのを瞑想のトレーニング(Search Inside Yourself)の時に習いました。
コミュニケーションは活発だからいい、と言うわけでもないと思います。集中できる場所があったり、話す場があったり、様々な選択肢があるのが一番いいのではないでしょうか。皆それぞれ、そして時々でスタイルは違いますしね。昔のオフィスと言えば、収容人数効率や無駄のない導線を中心に、無機質で画一化された景色が浮かびます。
一方、スペース効率はわるいが、そこに創発的なコミュニケーションが生まれやすい工夫をもたらしているオフィスが増えてきました。
集まりやすいが必然的に集めない。
計画された偶発性のキャリア理論に通ずるオフィス設計ですね。