NTTがグローバル持株会社を設立へ、澤田社長「競争力強化図る」
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先日来話題になっているNTTグループのグローバル事業強化に向けたグローバル持株会社設立(NTT Inc.;来年夏目処)について発表されています。詳細は記事にありますのでそちらをご覧ください。NTTデータはこの持ち株会社傘下に入ることになりますが、現状の形態・上場を維持することになりますので、目玉はDimenshion DataとNTTコミュニケーションズの海外事業をまとめることでしょう。NTT Inc.に外国人経営陣を取り込み、収益改善が進まないディメンションデータの経営管理を進めながら、グローバル顧客対応力最適化とNTTデータとのコラボレーション強化を目指すことになるようです。
https://newspicks.com/news/3221413?ref=search&ref_q=ntt&ref_t=top先日報道されたNTT傘下の企業再編、①が会社リリースで②が先日の報道。
「グローバル持株会社」という言葉があり、先日の報道だと「国内外のITサービス事業を統括する新会社」とあったが、今回のリリースは「グローバル事業のさらなる成長に向けて」とあり、海外がキーという印象。だからNTTコムウェアとかは入っていないのだろう。
①http://www.ntt.co.jp/news2018/1808/180807a.html
②https://newspicks.com/news/3221413NTTグループは、それぞれ非常に政治的な会社です。会社間の線引きは、争いの種を巻くことになります。表向きは競争力強化ですが、将来の成長力が弱い通信キャリア会社(東、西、コム)の延命目的もありそうです。労働組合が超強力なため、事業売却や人員整理は難しいはずです。収益力の高い事業と低い事業をどう切り貼りするか、これから熾烈な綱引き(グループ内の蹴落としあい)が始まるでしょう。まるで昔の国鉄の分割みたいです。
日本の伝統的な大企業はこのような組織いじりが大好きですが、組織をいじるとなぜグローバル競争力が上がるのかは不明です。GAFAだけでなく、日本のトヨタやソフトバンクはこんなことにパワーを使わないと思います。