• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

「1本の染色体」しか持たない新酵母、中国人研究者がCRISPRで作製

MITテクノロジーレビュー
195
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


のアイコン

注目のコメント

  • badge
    再生医療・幹細胞生物学研究者

    8/1 の Nature にでたこの論文はインパクトありました。実はこの論文、同時にNatureにでたもう一つのチームのものと一緒に読むと面白いです。

    種によって染色体数が違うのは知られていますが、なぜその染色体数なのか?そもそもその本数が必要なのか?CRISPRを使ってそういった問に答える1つのツールと方法論を示してくれました。

    ヒトの46本に対して、最も進化的に近いチンパンジーやゴリラ、オラウータンなどは48本です。ニホンザルは42本。サルに関して想像すれば面白さがわかっていただけるかもしれません。

    CRISPRを使った同様の方法論で、他の真核生物で染色体の数をいじる研究に波及すると思います。(酵母は2時間で2倍に増えますし、他にも色んな理由で最初のツールとしては最適です)

    この記事では Zhongjun Qin 教授らのチームの論文のみ取り上げていますが、実は同じ時に、Jef D. Boekeチームも同様の手法で染色体数を減らした酵母の作製をNatureに報告しています。

    Boekeチームは n=2 まで減らせたものの最後の n=1 には至りませんでした。

    今回CRISPRを使って彼らが報告した方法論で染色体を減らしていくと、当然減らしていく順番や、領域によって最後に残る染色体の配列や核内での3D構造は異なります。

    この2つを合わせて論じると、染色体の数もさることながら、今後染色体のどの領域が重要であるとか、逆に必要ないとか、どの位置にあることが重要であるとか。そういった事を効率的に考えることができるようになるということです。

    とてもワクワクしますね!

    <論文情報>
    Creating a functional single-chromosome yeast
    https://www.nature.com/articles/s41586-018-0382-x
    Karyotype engineering by chromosome fusion leads to reproductive isolation in yeast
    https://www.nature.com/articles/s41586-018-0374-x


  • NewsPicks 編集委員 / 科学ジャーナリスト

    染色体がゲノム編集CRISPRで1本まで減らせたという成果もさることながら、この新酵母が染色体がたった一本しかなくても生きられる、という事実も驚きです。種によって染色体の数がかなり違うのはなぜか、昔から不思議に思っていたのですが、こうした実験によってその謎に答えが出るのかもしれません。
    Natureに同時掲載されたもう1本の論文ーー酵母の染色体を2本まで減らしたーーを主導した米ニューヨーク大学のジェフ・ブーカ教授は、合成生物学をリードする研究者の一人。酵母のゲノムを人工合成する国際プロジェクトを率いるほか、ゲノム合成計画GP-writeのリーダーの一人でもあります。


  • U of Michigan 教授 (機械工学), 副学科長

    ちょっと考えると、一つのcrossover の影響範囲(linking prob pij)を制御するため(その意味でintronも)、と思うのですが、もっと深そうですねぇ 詳しい方オシエテ!

    「細胞がなぜ染色体を持つのかを突き止めることだ」


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか