過熱するインバウンドに警鐘、「オーバーツーリズム」から考える観光の未来〜観光はマネジすべき時代へ
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オーバーツーリズム(Overtourism)って言葉初めて聞いた、、「観光公害」って呼ばれているのか、、
昔よりは圧倒的に外国人は増えたし、ルールやマナーを守らない人達も多くいる。でも、文化が違うからしょうがない気もするが、、
注目のコメント
オーバーツーリズム、日本語では「観光公害」と呼ばれています。スペインでは、昨年の夏、「tourist go home」(観光客は家に帰れ!)というスローガンが街のあちらこちらに掲げられたり、壁に落書きされたりしました。
観光で人気が出ると地域では大家さんは賃貸するより、エアビーなどの民泊に貸す方が稼げるので家賃が高騰し、もともと住んでいた住民、特に若い人たちや、小さな子供がいる家族が街を追われています。
観光により利益を享受できる地元の方が限定されているように感じられてしまうこと、
地域と時期の繁忙期閑散期が激しいことなどで、さらに住民不満が高まるという構造です。オーバーツーリズムにご興味のある人には、国土交通省国土交通研究政策所 国土交通政策研究第146号(2018年4月27日)「持続可能な観光政策のあり方に関する調査研究」を是非、参考にして頂きたいです。これまでも何度か紹介している調査研究ですが、調査目的にもある通り「国際機関や海外の観光先進地域の取組みに着目し、地域住民の目線を中心に外国人旅行者の急増に伴う問題及びその対応策等を調査することを通じ、今後望まれる持続可能な観光政策のあり方の検討に資することを目的」として調査を実施しました。国土交通省のホームページから無料でダウンロード出来ますよ!
長年、鎌倉に住んでいるので観光客(特に近年は中国系)の多さには慣れてますが、土日の江ノ電など乗客が多すぎて乗れたもんじゃありませんし、メインの道路はいつも渋滞です。でもジモティだけが知っている抜け道や、車に頼らない移動手段を持ってるので困りません。観光公害を差し引いてもここに住む価値は十分あります。
でも鎌倉旧市街に住む方たちは大変でしょうね。ちなみに、鎌倉を訪れる大半の観光客(中国も含めて)は、特にマナーが悪いなどの問題はありません。ただ何しろ数が膨大なので、ゴミを道路や民家に捨てるようなごく少数のバカの数が多くなってしまうという問題はあります。