6月完全失業率は2.4%に上昇、有効求人倍率は44年半ぶり高水準
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注目のコメント
就業者が季節調整値で前月から41万人も減ってますね。2ヶ月で61万人の減少です。
最大の要因は非労働力人口の増加で、2ヶ月で65万人も増えており、それに応じて労働参加率も低下しています。
これは、70歳前後になる団塊世代を中心に労働市場から退出していることが影響している可能性があるでしょう。
更に気になるのが、非自発的離職者が今春から増加傾向にあることです。
こちらは、もしかしたら「無期転換ルール」の施行により、ベテラン非正規社員の雇い止めが横行していることが影響しているかもしれませんね。失業率は+0.2%ポイントと大幅に上振れたようにも見えますが、先月に▲0.3%ポイントも急落した後なので、まだ低下トレンドの範囲内とみていいと思います。ただ、さすがに、年初から始まった就業者の高い伸びは一段落してきたようです。
この統計をまとめている人は不親切だと思う。
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.html
なぜなら、6月の概要が出た段階で、見る側は「5月はどうだったかな?」って思うのが自然。だけど5月の状況がすぐに見つからない。
また失業者が増えたか減ったかは「前年同月比よりも先月と比べたい」の方が重要。それでいて失業率が前月より0.2%あがっているにもかかわらず「前年同月比」で比べているものだから・・・こうなる。
就業者数は6687万人(中略)66か月連続の増加。
雇用者数は5940万人(中略)66か月連続の増加。
完全失業者数は168万人(中略)97か月連続の減少。
就業者が増えて失業者が減ったのに失業率が上がったかのような錯覚をおこす。
あと失業率の推移とかグラフで見られたらいいのに・・・。