APIが銀行に与える影響~日銀ワークショップでの意見~
コメント
注目のコメント
金融サービスのイノベーションは金融付加価値のアンバンドリングとリバンドリングを通じて実現され、オープンAPIはその流れを加速させる手段もしくは基盤となるものです。
現在は金融サービスの利用プラットフォームは主に金融付加価値を創造する金融機関が担っていますが、将来的にはサービスアプリケーション同士の競争が進み、例えばマネーフォワードのようなアプリケーションプラットフォームを通じて利用者が好きな金融機関を選択・接続するということになり、その際にはAPIを開放していない金融機関は選択されないことになるという状況に向かうのではないかと予想しています。下記のマルイの記事は小売店舗の話だが、銀行の店舗についてもつながる話があると思う。
お金自体がそもそも情報。情報化が進む中で、金融との相性も良いし、現金の重要性も減っている。
現金という「モノ」を扱う場としての店舗やATMについて、自分は不要とまでは思わないが、重要度は明確に下がっているとは思う。
そのなかで、お金が情報であるゆえに、一層その情報をどうやって活用していくかが問われる。API含めてオープンにするところと、逆に独自性・価値としてクローズにするところ。
既に銀行自体は店舗に固執したものではないと思うが、API化含めてあり方は一層変わっていくと思う。
変わるのだから、早く変えられるかは未来を左右する。だけどそれは現状も左右するから、変えられないジレンマもある。それは銀行だけでなく当局もあるだろうし、公益性は規制産業では無視してはいけない領域で、一概な店舗不要論には自分は実質的にも感情的にも反対ではあるが…
https://newspicks.com/news/3201373フィンテックで起きることは、不動産テックでも起きる。
データの上に、さまざまなサービスが生まれ、乗っかり、価値を生む。プラットフォーマは業界全体の生殺与奪を握ることになる。そのときデータを提供するプラットフォーマはだれになるか…。