写真プリントから温泉施設へ 万葉の湯、現像プロセスを湯の交換ノウハウに応用し成功
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万葉倶楽部が、DPE屋さんの新規事業とは知りませんでした。華麗な転身。売上220億、利益20億と立派な数字でこのうち8割を温浴事業が占めてるとのこと。
ホームページを見るとホテルなどを含めて16施設を運営し、そのうち9施設が都市型温浴施設。単純計算で施設あたり20億の売上ということですね。
目玉施設のみなとみらいは、観覧車コスモクロックの目の前のすごい立地。記事にもありますが、オープン当初に湯河原からトレーラーで温泉を運んでいると聞いて驚いた記憶があります色々分析・計画をしたからといって、その通りになるわけではない。それが最初のページの写真の下にある「最後はトップの覚悟があるかどうか」という一言に表れているのではないかと思う。
いまとなってはミニラボが出現したことはラッキーだったのだろう。ミニラボの出現が新規事業を検討するキッカケだったとあるが、現像屋にとってもっと大きかったのはデジカメ。ミニラボが90年代半ばにできたこと、そしてそこで意思決定をできたこと、その二つがあったから時間を稼げてデジカメ時代までに新規事業シフトできた。
計画・分析通りにならなくても、冷静に事業性をみたり、作ったものよがり・固執するのではなく、そのたびごとに持っている情報で逐次修正をできるのであれば、失敗を防いだりもできると思う。
それがIshidaさんも書かれている「過去のデータはさほど関係ない。最後は『いいかげんさ』が必要だ」とか「事業を始めた後に改善を徹底するほうが極めて大切だ」といった言葉に表れていると思う。競合調査の部分だけでも必読。
事業創造プロセスを整理
①競合調査から、競合の良いとこどりで理想を掲げる
②大胆な意思決定で組織の体質転換
③ロジックと直感を掛け合わせて判断しているから、最後まで信じてやり抜ける