九大発のベンチャー「Kyulux」、世界最高性能の青色有機EL発光材料を開発
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注目のコメント
Kyuluxの実力値を最初に評価したのは韓国系。
追って最近は長瀬産業やJSTも出資している。
RGBタイプの有機ELは液晶パネルと違い、発光に関しては発光材料が担う。
(液晶パネルの場合は液晶の裏にLEDバックライトがあり、液晶やカラーフィルターを通すことで暗いところや屋外でも明るい画面を見ることが出来た。)
有機ELパネルの寿命やパフォーマンスは有機発光体の寿命やパフォーマンスによりけりということになる。勿論、光学補償フィルムや低反射フィルムなどの出番は無いことは無いが、有機ELパネルの方が液晶パネルよりも、よりディスプレイとしては理想的なパネルになり、材料で言えば、発光体の革新がディスプレイの革新を促すことになる。
追記
三上さんの指摘する有機EL市場の消滅は悲しい展開。三洋電機、ソニー、パイオニア、TDK、2000年代前半にはいろんな可能性があったが、適切な時期に投資がなされず、事業を縮小させていったために様々な可能性が無くなってしまった。三上さんとRikiさんのコメントで、有機EL材料の歴史が分かる。あと付け加えるとすれば、特許資産を集めているUDC。下記でもコメントしたが、富士フイルムなどからも買い取っている。
下記記事も発光体の歴史やKyulex含めて触れており、オススメ。
https://newspicks.com/news/2511950九大すばらしい。このような素晴らしいコア技術は世界に発信して材料分野の優位基盤を獲得してほしい。
>>>Kyuluxは、すでに開発済みの黄色と緑色のハイパーフルオレッセンス材料を台湾のパッシブ有機ELディスプレーメーカーであるWiseChip Semiconductorに提供