認知症:甲状腺検査を 似た症状、薬誤用も レセプト分析、3分の2未受診
毎日新聞
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注目のコメント
>同機構主任研究員の佐方信夫医師は「治せるはずの認知症が検査をしないことで見過ごされ、大きな問題だ。
treatable dementia 治すことができる認知症
専門家集団の日本では、一般内科のトレーニングをきっちり受けている人はむしろ稀ですから、驚くに値しません。そこを変えようと頑張っているのが新内科専門医制度ですが、失敗に終わりつつあります。さらに日本は内科研修なしに「内科」で開業できる謎の国です。
甲状腺以外にもチェックすべきことは多くあります。以下を適時検査します。
・慢性硬膜下血腫/正常圧水頭症/脳腫瘍/脳梗塞
・電解質異常(Na, Ca, アンモニア)
・甲状腺機能低下症・下垂体性副腎不全
・うつ・せん妄
・神経梅毒・HIV
・ビタミンB1、ビタミンB12欠乏
・アルコール
追記
論文です
https://www.dovepress.com/thyroid-function-tests-before-prescribing-anti-dementia-drugs-a-retros-peer-reviewed-article-CIA検査もそうですが、多くの病気は検査を提出する以前にしっかりとお話を聞くこと、身体診察をすることで、いわゆるアルツハイマー型認知症でないことを見抜けることが多いです。効果的な問診と診察なしに、安易に検査や投薬をすること自体に疑問を感じます。医学教育を大学のレベルからどのように改善できるか、一旦を担う者として責任を感じます。