【匿名対談】タイ人らが明かす、こんな「日本人社長」は許せない
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先日、NewsPicksを愛用してくれているピッカー向け懇親会を開いたバンコク。アジアでも随一の「駐在員大国」であるこの国には、たくさんの日本企業が進出しており、そこにたくさんの日本人社員や経営幹部が働いています。東京都バンコク県とすら言われるこの国の首都で、日本人がどのように思われているのか、知日派のタイ人に匿名インタビューを受けてもらいました。
第一回目は、日本語を流暢にあやつる知日派のタイ人たちに、「こんな日本人支社長はイヤだ!」というテーマで、彼らの視点からみた駐在員大国バンコクの本音を語ってもらいました。これがゴシップ的な視点にとどまらず、日本企業の経営の良いところ、課題点を捉えているようで、興味深い。
自らも幼少期に、海外駐在員の息子として育った私は、この日本人コミュニティに所属している人たちのことに思いを馳せたりもしました。ぜひ、ご一読ください。後藤副編集長とともに本取材を行いました。急きょの依頼にもかかわらず、予定を調整して駆けつけてくださった知日家のタイ人の方々のメッセージです。
このタイミングで実施した在タイピッカーさん交流会では、現地社会に深く入り、タイや東南アジアの人びとと喜怒哀楽を共有しなが奮闘している方が多く、興味深いお話を聞くことができました。、いずれ、こちらの話題も取り上げたいと感じました。
なお、文中に登場するトヨタの棚田京一氏は、2015年12月にバンコクで単独取材に応じて頂きました。トヨタがスポンサーをしていたサッカーの試合も観ましたが、棚田氏がタイ語でスピーチをすると会場がどよめいていました。
トヨタ、東南アジア進出の軌跡。現地社長が語る今後
https://newspicks.com/news/1360326
サッカー広報戦略で「その国のトヨタ」へ
https://newspicks.com/news/1364382/本質をまとめると
日本企業のグローバリゼーションの遅れの問題
大企業とそれ以外の格差問題
日本企業のアジア進出の形態の問題
3点に集約される話ですね。
日本企業はメガ含めて経営形態がグローバリゼーションしていない、オールジャパン純血チームでプレイするので、現地採用はノンキャリとして本社採用純血社員と区分している。昨今ではあたりまえにASEANにゴロゴロいるアッパーミドル層以上の子供で欧米帰国組はそもそも日本企業にそういう意味で見向きもしない不相思不相愛。
文中では明確にトヨタやブリジストンなど社名を出して大手は褒め称え、それ以外すなわち系列や裾野の中堅以外の企業の現地駐在が徹底的に批判されている。これは明確に様々な意味での格差問題と論じざるを得ない。
最後に、登場人物はみな、製造業。特に自動車産業。なぜならタイとインドネシアは、日本の自動車産業を筆頭とする製造業の最大オフショアターゲットだから。では雇用やGDPの7割を作るサービス産業はASEAN市場を攻めれているか、シェア奪取競争で欧米や中国企業と伍しているかという話。いないからここに名前が登場しない。